書込交流広場(BBS)への誘い
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秋が日に日に深まり行く今日この頃です。昔から読書の秋といわれてきましたが、そのうち「インターネットの秋」なんて言葉もでるかもしれませんね。私は一つのWebサイトの開設者ですので、私のサイトへのアクセス数をいつの注意深くみております。また、私のサイトのデータを詳しく報告してくれる仕組をWebマスターが作ってくれているのでときどきこちらもみています。
細かいデータは別として、一般的にいえることは土日などの休日で天気のいい時間帯はアクセスが少ないです。やはり散歩とかスポーツに出かけるためだと思います。しかし、休日でも雨が降ったりしているとアクセスは結構あります。平日はあまり天候に左右されません。会社や事務所のPCでみられるからだと思います。私の場合、休日より平日の方が明らかにアクセスが多いのです。これは私の支持者に会社関係の方が多いということと、PCがずいぶん普及したといってもまだまだ全部が全部自宅にまでPCをおいているわけではないということだと思います。
いずれにしろ、多くの方々からこのサイトを見ていただいておりますこと、改めて御礼申し上げます。また、せっかく覗(のぞ)いてもつまらないじゃないかといわれないように一生懸命努力していきたいと思っております。どうかこれからも白川サイトをよろしくお願い申し上げます。あわせて親しいメール友達(メル友というんですか)の方々にご推薦いただければこれに過ぎる喜びはありません。
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2 ─
私がこのサイトを開設したのが昨年の12月1日でした。開設して一年足らずで政治家のサイトとしてはトップグループのアクセス数のあるサイトになったのは、ひとつはこのサイトのテーマである、政教分離問題ー自自公連立そして自公保連立について国民の関心が高かったからだと思います。しかし、もう一つはBBSの存在であることは明らかです。
みなさんから「白川さん。ずいぶんマメに更新していますね。」とよくいわれます。確かにWebサイトを開設した以上はできるだけマメに更新するのは開設者の義務だと思って、それなりに努力はしてきました。しかし、そんなに更新できるものでもありませんし、自慢できるほど更新してきたわけでもありません。また私程度の政治家の場合、第一にそんなに材料がありません。「永田町徒然草」だって、一部には私の言動をかなり真剣にウォッチしている方々がおられるわけですから、なんでもいいから適当につれづれに書くというわけにもいかない事情もあります。
にもかかわらず、非常に短期間の間に政治家のサイトとしてはかなりジャンボなサイトに育ったのは、書込交流広場(BBS)があったからです。私が更新しなくても書き込みをされる方々が日々私のサイトを更新をして下さっているからです。そういう意味では、私のサイトは毎日更新されています。開設以来一日として更新されなかった日はありませんでした。もっとも総選挙の期間だけは公職選挙法の規制で更新できませんでしたが。
最初のうちは、私はこのサイトのヒット数などを自分で調べることができなかったため、このサイトのどれがいちばん見られているのかWebマスターに訊ねたのですが、いつ聞いても「BBSです」という答えが帰ってくるのです。BBSというものをあまり知らなかったために、正直いってちょっと残念な感じを最初のうちは持ちました。旧BBSも最初のうちはそんなに多くの書込みもありませんでしたので、そんな感じを私は持ったのだと思います。しかし、今年の初めころから旧BBSは非常に盛り上がってきました。そして、いちばんヒット数が多いのがBBSだということも理解できるようになりました。
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3 ─
2月の中旬ころからでしょうか、もう盛り上っているもんなんてものじゃなかったですよね。私たちの意見を量において圧倒するような悪意に満ちた書込みもかなりあり、私はなんども「良貨は悪貨を駆逐する」という檄を飛ばしました。そのころ本会議場で私のすぐ近くにいた野田聖子代議士(郵政大臣を務め、本人もPCを駆使される政治家です)が、「白川先生のBBSは、日本でもっともホットなBBSですね」と励ましとともに慰めてくれました。
3月下旬には例の事件がおき、文字どおり火に油を注いだように悪意に満ちた書込みが増え、1日に100以上もあるこうした書込みに目を通すことは私自身にとってもつらいことでした。きっと私を支持してくださるみなさんにも同じような思いをさせたのではないかと思っています。BBSでもメールでも、事実上書き込みフリーのBBSは閉鎖してはどうかというアドバイスを多くの方からいただきました。しかし、どんなにつらくともそういう気持ちは私には一度も起きませんでした。
それは、このような悪意に満ちた書込みはそもそも白川BBSを潰す、閉鎖させるためになされていると私は思ったからです。閉鎖すること自体が私の負けを意味するからです。またそれは、自由な言論の負けをも意味するからです。それからもうひとつは、へんなことや嫌なことを書かれるからといって掲示板を設けない政治家が多い中で、私も結局はそうだったじゃないかということをいわれたくなかったからです。これは、政治家としての生き方の問題です。
どちらの気持ちが強かったかしいてというと、後者の方です。私は郵政関係の仕事に長く関心をもち、郵政政務次官も務め、これまでニューメディアの推進に努力してきました。そうしたなかで、パソコン通信のころから双方向の通信が可能なことこそ、マスメディアに対抗できるニューメディアの本当の強さだとの思いが私にはあったからです。また、ニューメディアがこういうことをしなければ、健全な自由主義社会は確保できないという信念が私にはありました。ますます肥大化するマスメディアに対し新しい情報伝達手段を一人ひとりが持たなければ、個人は真にその自由を確保することができず、結果としてマスメディアが支配する社会となってしまうとの危惧が一人の自由主義者としての私にあったからです。
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4 ─
インターネットに自分で実際に接続したことはありませんでしたが、インターネットが双方向性のある新しいメディアであるということを私は知っておりました。ですから、Webサイトを開設すると決めたとき、そこにBBS(掲示板)を設けることは私にとってはごくごく当たり前のことでした。私にいわせれば、Webサイトをせっかく開設したのにBBSを開設しない政治家が多いことのほうががまったく理解できません。双方向性のあるインターネットというメディアを使って政治活動をするという意味が全然分かっていないのではないでしょうか。
現に私はBBSをもっていたために、私を快く思わない方面の方々から徹底的にやられました。しかし、私はそのために果たして傷ついたのでしょうか。私は決してそうは思っておりません。傷つき評価を落としたのは、私を攻撃した方だと思っています。インターネットで私のサイトをみる方々は、見識の高い人なのです。こういう方々を前に、あのような攻撃をしたところで何の意味もないばかりでなく、自分たちの評価を下げるだけなんです。ですから、BBSを使って攻撃しようとしても、へんな攻撃は決してできないのです。あまり心配する必要はないんだと思います。
総選挙以後BBSの書込みを登録制にしたのは、へんな書込みや悪意に満ちた書込みを制限するためでは決してありません。旧BBSも本名で書き込むことが条件だったわけですが、実際にはこれを徹底することができなかったために匿名の書込みやこれに類するものを削除するのにたいへんな労力を必要としたからです。Webマスターは、一時はこのためにたいへんな時間をとられてしまい、他の仕事がまったくできないという状態だったのです。
新しいBBSではハンドル名で書くこともできるようにしました。創価学会などからの嫌がらせを心配する人には、秘密を保持する方法もあります。率直にご相談下さい。いま、政教分離問題や自公保連立がなんとなく既成の事実として押し流されようとしています。そのような時だけに真の言論を多くの人々が気迫をもって吐かなければならないのだと思います。白川BBSがそのような役割を果たすことができれば、私のWebサイト開設の目的は十分過ぎるほど達成されたことになります。
新しいBBSも3ヶ月半で、3,320件(10月14日現在)の書込みをいただきました。書き込みをして下さった方々にこの場を借りて、心から御礼を申し上げます。旧BBSに比べれば、静かな雰囲気のなかで質の高い議論がなされているとたいへん喜ぶと同時に、このBBSは私の大きな誇りです。以前に比べればかなり時間がありますので、私もできるだけ議論に参加しようと思いかなり書き込んでおりますので、日頃は「書込交流広場(BBS)」をご覧になられない方々もぜひホームページの「書込交流広場」をクリックして下さいますようお願いいたします。
23:20 出張先のホテルにて
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