せめて負けっぷりだけは良くしたい
あの、参議院選挙の投票日から1ヶ月が経ちました。大変辛く、苦しい1ヶ月間でした。しかし、この間私が心掛けてきたことが一つあります。戦いに敗れた者は、せめて負けっぷりだけは良くしたいということです。「負けっぷりを良くする」とは、吉田首相がGHQとの交渉や諸外国との外交にあたって、よく周辺にいっていた言葉だそうです。
今回の選挙について、間違いや反省すべきことは沢山あったと思います。それらを一つひとつ明らかにすることも、大切なこととは思います。しかし、それらを全部明きらかにして、また、仮にそのような過ちを犯さなかったとしても、今回の選挙の結果は変わらなかったでしょう。BBSやメールでもいろいろといわれておりますが、反論や弁明や釈明をしないのは、そういう理由からです。
私は最初に「今回の選挙は完敗であった」といい切りました。完敗した者が、あれこれいってみても仕方ありません。人をしていわせしめよ。これしかありません。ただ、私にいまなお悔悟の念が全くないのは、今回の戦いは「進退は天命に従い、栄辱は世人に委ねる」というものだったからだと思います。この気持は、1ヶ月経ったいまも、少しも変わりありません。
この1ヶ月も、多くの方々から励ましと再起を促す温かいお言葉を賜わりましたこと、心から感謝申し上げます。心にシッカリと受け止めさせていただいております。そして、自由を守るという信念と信義を貫くという矜持に基づいて始めた戦いに、多くの方々から大きなご支援をいただいたにもかかわらず、それに応えることができなかった不徳と非力を、改めてお詫び申し上げます。
15:05 東京・砂防会館の事務所にて
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