ご覧いただいている私のWebサイトは、開設して満6年になります。この間Webサイトを通じて実に多くのことを発信してきました。それを全部まとめれば数千ページの本になるでしょう。旧々サイト・旧サイトと現在のサイトの3つに分かれています。それぞれのホームページで読みやすいように工夫はしたつもりですが、現状では何がどこにあるか一覧することは必ずしも簡単ではないと思います。
私は学者でも文筆家でもありません。政治を職業としてきた人間です。衆議院議員を6期17年間務めましたが、Webサイトを開いていた期間と重なるのはたった1年しかありません。2000年7月の総選挙で敗北した後も、私は命がけの政治活動をしてきました。このWebサイトがその戦いの武器となったこともあります。
ですから、このサイトにある大半の論文・文書は極めて政治的なものです。政治的文書というものは、その時は意味があり、それなりに面白いものです。しかし、時間をおいて後で読んでも面白くかつ価値のある政治的論文・文書などいうものはそうあるものではありません。浅学菲才な私が書いたものですから、これまでに書いた論文などにそのようなものがあるという自信はとてもありません。
私は自由主義者です。自由主義というのは理解するのがなかなか難しい政治哲学です。自由主義や私の考え方を理解するためにできればご一読いただきたいもの・それなりに面白いのではなかと過信(笑)しているものをピックアップしてみました。「あぁ、こんなこともあったなぁー」というものもあります。そんなに古いことではなく、忘却するにはちょっと惜しいこともあると思うからです。執筆の新しいものからだいたい順番に並べてみました。。暇な時で結構ですから、興味あるものをクリックしてみて下さい。
2006年11月13日
Webサイトサイトを開設した理由や悪戦苦闘の体験を書きました。インターネットについて、他人が考えるほど私は楽観的ではありません。かといって悲観的してはならないとも考えています。そんな私の経験に基づく考えを書きました。
最近のマスコミの質の低下、偏向は目に余るものがあります。マスコミ批判だけではなくもっと深くテレビそのもののあり方を含めて私の考えを書きました。インターネットの時代だといわれて久しいのですが、依然として既存のマスコミ特にテレビは大きな力を持っています。これからもまだまだ持つでしょう。マスコミに対する常に厳しい評価や批判をしていかなければなりません。その参考になると思います。
「白昼堂々、4人組が!」と題して3回にわたり永田町徒然草に連載した職務質問を受けた私の体験と法的問題点をまとめたものです。小さな一事ですが、このことに潜んでいる問題は極めて大きなものがあります。自由な社会を作ることを使命とする自由主義者にとって、絶対に等閑にできない問題でした。永田町徒然草でお読みになった方も、ぜひもう一度お読みいただければ幸いです。
私の郷里を襲った新潟県中越地震の被災現場を実際に歩いてみて、災害に対して政治家はどういうことをしなけばならないのかということを書きました。島根県の片山知事がとった注目すべき措置も紹介しました。
官僚に対する批判や悪口はいつの時代もありました。最近それは特に強くなってきました。これにして役人バッシングさえしていればいいんだという論調や報道も目につきます。そんなことは、しぶとい官僚にとって実は痛くも痒くもないのです。官僚政治をどう変えていくのかという根本問題に経験を踏まえて厳しく迫り、政治家が本当にしなければならないことを提言したものです。
『週刊文春』に掲載された私の新党結成宣言的な文書。「加藤の乱」が挫折し、自民党のリベラル派は殲滅されたと考えた私は、新党・自由と希望を結成しこの年の夏に行われる参議院選挙に挑戦することになりました。その時の想いが書かれています。小泉政権や安倍政権の下で進行している政治現象は、私の予言したとおりになっています。
「(公明党が)自民党と連立政権を組んだ時、ちょうどナチス・ヒットラーが出た時の形態と非常によく似て、自民党という政党の中にある右翼ファシズム的要素、公明党の中における狂信的要素、この両者の間に奇妙な癒着関係ができ、保守独裁を安定化する機能を果たしながら、同時にこれをファッショ的傾向にもっていく起爆剤的役割として働く可能性を非常に多く持っている。そうなった時には日本の議会政治、民主政治もまさにアウトになる。そうなってからでは遅い、ということを私は現在の段階において敢えていう。」
これは藤原弘達氏が『創価学会を斬る』の中でのべていることです。現在のわが国の政治状況そのものではありませんか。自公連立政治には、リベラルな政治を対抗軸としなければならないとする私の主張を書いてあります。現在でも参考になると思います。
いわゆる「加藤の乱」を同時並行的に追い、かつ総括したものです。加藤の乱以後の自民党は、それまでの自民党とは完全に異質なものとなりました。小泉・安倍政権の自民党政治を理解し分析するためには、加藤の乱の本質を知らなければなりません。
自公連立の問題点を、憲法論と政治論から批判する論文。政教分離問題を基礎から勉強したい方は、この論文の最後に記載している主論文からお読みになるのがよろしいかも知れません。
平沢勝栄氏とともに出演したテレビ朝日の『サンデープロジェクト』の全文書き下ろしです。この当時はまだ自公連立について、これを問題にするマスコミがあったのです。2000年2月27日放送
私は最初憲法論から公明党の政権参加は問題だと考えましたが、自民党という政党にかならず大きな問題を惹き起こすと考えるようにもなりました。これはそのことを最初に指摘した論文です。果たせるかな、端からみていてもおぞましいようになった自民党や現在の危険な政治状況になぜなったのか、その秘密を解くカギとなる筈です。
自由主義の政治哲学を分かりやすく書いたものです。イデオロギーの対立は終ったといわれますが、人間社会があるかぎり自由主義的な考えと管理主義的=統制主義的な考えは永遠に続くでしょう。自由主義は決して保守主義ではないのです。ましてや自由という看板をかけているからといって、自民党=自由主義政党とはいえません。1988(平成元)年9月に出版した拙著『戦うリベラル』から抜粋した論文。