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民主党公認問題(その1)
2003年10月19日執筆・22日一部加筆
革命とは、難儀なものぜよ
  1. 10月16日付『読売新聞』の「主要各党『首脳に聞く』」紙面画像白川勝彦も大物になったものである。10月16日付の『読売新聞』の「主要各党首脳に聞く」の民主・菅代表の一問一答のコメントに固有名詞入りで登場しているのである。

    ─── 新潟5区で白川勝彦・元自治相の推薦を県連が求めている。

    「国政だから、最終判断は(党本部の)常任幹事会だ。田中真紀子さんが立候補表明をしており、その動きを含めて様子を見たい」

    総選挙全体に関するインタビューの中で、300の選挙区のうち新潟5区だけ取り上げる方もおかしいと思うが、これにまともに答える方も誠実といえば誠実かもしれないが適切であるかは別問題である。党首の一言、政権交代をして総理大臣になろうと訴えている人の発言としてはちょっと軽いような気がする。

  2. 問題は二つある。まず、政権交代を訴えている野党第一党には、300の小選挙区のすべてに反自公保・政権交代の立場を明確に表明する候補者を擁立する責任があるということである。誰がそのような候補者なのか、はっきりとさせる義務がある。このことを明確にしなければ、新潟5区の有権者は判断がしにくくなる。それが公認や推薦の問題である。

    民主党の党員であり、新潟県の民主党・社会民主党が推薦・支持する候補者がおり、民主党の公認を求めているのに、これを公認しないということは、田中真紀子さんも公認・推薦の対象となりうるという考えだということになる。それはそれで結構である。その「最終判断は、党本部の常任幹事会」だそうだ。これも結構である。

    しかし、「(田中真紀子さんの)動きを含めて様子を見たい」というのは、ちょっといただけない。総選挙の日程は日に日に迫りつつある。公示は10月26日である。政見放送やポスターの準備がある。民主党は,新潟5区では田中真紀子さんを公認・推薦にするのか、白川勝彦を公認するのか、積極的に動き確定しなければならない責任がある。

  3. 反自公保・政権交代の立場に立つ候補者は、新潟5区に二人は必要ない。そんなことが分らない白川勝彦ではない。白川勝彦は、そのような政治的決断をし、現に新潟6区からの立候補はあえて断念したのである。新潟5区にはそのような立場に立つ候補者がいなかったので、合併前の民主党・自由党・社会民主党の代表者と連携しながら、新潟5区からの出馬を決めたのである。

    そして、出馬声明後、新潟県の民主党・社会民主党はそれぞれ推薦・支持を決定したのである。

    新潟県の三党の協議の中では、田中真紀子さんが反自公保・政権交代の立場に立つ候補者と考える者はなく、協議の対象にもなっていない。それは、ごく常識的な判断であろう。しかし、この時点で党本部が田中真紀子さんを候補とすることもあり得るという考えがあったとしたならば、そのことを新潟県の三党の関係者に伝えなければならなかったであろう。もし、それがあったら、新潟5区における三党協議は違ったものになっていたであろう。

  4. 問題は極めて単純かつ簡単である。

  1. 新潟5区に反自公保・政権交代の立場にたつ候補者は二人は必要ない。
  2. 田中真紀子さんがそのような立場にたつ候補者であると党本部が考えるのならば、田中真紀子さんと白川勝彦と早急にコンタクトをとり、候補者を一人に絞らなければならない。そうでなければ、新潟5区の有権者に選択肢を党本部は明らかにするという責任を放棄したことになる。
  3. 田中真紀子さんが反自公保・政権交代という立場なのかもしれないというような憶測や政治的思惑で、この問題を考えてはならない。田中真紀子さんもこのことを明確にする必要があるし、民主党本部も明確に確認しなければならない。今回の総選挙では、真面目にこのことを考えなければならない。
  1. 10月22日、田中真紀子さんが自民党に離党届を出した。これを受けてまた菅代表は、

    「自民党政権を支える立場から自由になったと受け止めている。大変注目しているし、いろいろな可能性が広がった」

    という。また、民主党は田中氏の離党届提出を「これで事実上の野党候補になる」(幹部)と評価しているという。───読売新聞10月23日

    問題は以上指摘したことと全く同じである。特に追加して述べることはない。

    こんないい加減なことで、新潟5区の公認・推薦を決めていい問題ではない。一体、政権交代という戦いをどう考えているのか、野党第一党の責任をどう考えているのか、全く分らない。

  2. まあ、こういうことである。私だけでなく、新潟県の三党(現在は二党)の関係者は、民主党本部の煮え切らない対応にあきれている。こんなことで政権交代を実現できるのか。私は小論「政権交代は、やはり、ひとつの革命である」で次のように指摘した。

    「革命には国難はつきものである。まず、その認識が必要である。そして目前の困難を一つひとつ乗り越えなければならない。かつては、血を流されなければならないことが多かったのであるから、革命者はどんなことにも耐えなければならない。その覚悟がなければ政権交代などと軽々に口にしないことである」

以上のべたように、目前の政権交代=革命を成し遂げるためには、問題・課題は多い。しかし、これらをすべて含めて、それでも私は進んでいかなければならない。大事を成すためには、腹を立てたり、怒ってみたって仕方がない。坂本竜馬は、このような時、きっとこういったであろう。

     「革命とは、難儀なものぜよ」

いずれにしろ、この問題は、大切なことであり、民主党の見識・評価にもつながることになるので、これから党本部と民主党新潟県連と私の交渉の経過については、このWebサイトにおいてお知らせする。乞うご注目。

白川勝彦

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