2003年10月27日 |
(10月26日 午前11時30分) [選対本部スタッフ] 渡辺先生は、いわゆる「新潟方式」と言われる野党協力の生みの親といわれていますが、どのようなものでしょうか。 [渡辺] 今回の衆院選において、「政権交代」をテーマに反自公保・小泉政権を倒す為に、新潟1区から6区までの各区に野党の統一候補を擁立する為に、旧民主党、旧自由党、社民党の野党3党と連合を加えて、更に市民代表も加え5本柱での来年行われる参議院選挙も含めて、これまで各種国政補欠選挙に於いて選挙協力の実践を行って参り、すでに成果も上げて来ました。 その結果、今回の衆院選においては1区から6区まで「政権交代」を訴える統一候補を推し立てることができました。「政権交代」の為に小異を捨てて大同について頂いた3党並びに連合の関係者の方々のご努力に心から敬意を払うものであります。 [本部スタッフ] 新潟5区に白川勝彦さんを擁立するに至った経緯について教えて下さい。 [渡辺] 前述した通り、新潟において衆院1区から6区まで「政権交代」を訴える候補の選定を行った訳ですが、5区だけが手を挙げる人もなく、必死に候補者探しをしたのですが、護憲派の白川勝彦さんだったら3党とも乗れるということで、本人と何回も話し合い、最終的に白川さんに勇気ある決断をしていただきました。長年培ってきた新潟6区から鞍替えする訳ですから、ご本人にとっては大変な決断であったと思われます。白川さんにはどうしても勝ってもらわなければ、推進役の私としては申し訳がたたない気持ちで一杯です。 [本部スタッフ] 白川勝彦さんは社民党の支持を受け、民主党新潟県連の推薦を受けた野党統一候補と位置付けられていますが、民主党本部の対応はどの様な状況でしょうか。 [渡辺] 白川さん担ぎ出しの過程で、当然に、3党での白川勝彦さんの位置付け、立場について話し合いが持たれました。私は、わざわざ出馬を決断していただいた白川さんに思う存分戦ってもらうには、民主党の公認候補として社民党の支持をいただく形での戦陣を作るのがよいのではと考えて党内の根回しをしておりました。ところが、田中真紀子氏の出馬が取沙汰されるようになると、党本部の態度にグラつきが見られ、未だに結論を出せない状態です。引き続き折衝を続け決断を迫って参ります。 [本部スタッフ] 党公認候補と無所属候補とでは、選挙運動の進め方にどのような違いがありますか。 [渡辺] 反自公保・小泉政権打倒、「政権交代」の姿勢を明確かつ端的に表すのが、民主党公認候補ということであります。無所属では選挙民に対するメッセージがぼやけかねませんので、私としてはどうしても白川さんには民主党公認をとらせたいのです。 同時に、せめてもの次善の策として党本部に県連より進達し、強く本部「推薦」を先ず求めるべきと考えております。 また、選挙戦を戦う上では、今の選挙制度は政党中心の制度となっている為、具体的には無所属候補は、テレビ・ラジオの政見放送ができません。また、1,000枚の大判ポスターを掲示することもできません。加えて党の公認候補であれば、ブロック比例との重複立候補により、万が一選挙区で敗れても、比例区で惜敗率によっては勝ち上がり議席を得る可能性が大です。 私は、白川さんを担ぎ出した選対責任者として、どうしても白川さんにバッジをつけてもらうために、このセーフネットも用意してあげるのが私の責務だと考え、党本部と粘り強くギリギリまで折衝を続けます。 勇気を持って立ち上がり、戦っている白川さんを丸裸で戦場に放り出そうとしているかに見える、今の民主党の態度には心底怒りで一杯です。皆様におかれましても、御意見をどしどし党本部にお寄せ下さい。共に政権交代に向けてガンバリましょう!
民主、新潟5区で白川氏推薦せず 田中真紀子氏に配慮 ──────────────────────── 民主党は26日、総選挙で新潟5区から無所属で立候補する白川勝彦元自治相を推薦しないことを決めた。同夜、菅代表と岡田克也幹事長が党本部で話し合って決めた。 民主党新潟県連は県連レベルで白川氏の推薦を決めており、党本部にも推薦を申請していた。しかし、田中真紀子前外相が新潟5区からの立候補を表明していることから、民主党本部は「なお国民的人気のある田中氏を敵に回さない方が得策」(幹部)と判断した。 (10/26 22:01) 記者の皆さんといろいろと話しているうちに、参議院埼玉選挙区の補欠選挙の結果がでました。 僅差で自民党候補者が勝つ。 我々にとっては、芳しくない結果。自民党時代、加藤幹事長の下で総務局長・団体総局長をやっていたとき、大事な選挙の前哨戦となるこのような選挙だけは絶対に負けないよう、それこそ死にもの狂いにやりました。そして一つも負けませんでした。戦いには、集中力・メリハリが必要なのだと思います。
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