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No.62 | No.63

6月12日(月)

No.63透明スペーサー

これを最後に、戦いに入ります!

1 6月25日まで更新できません。

透明スペーサー公職選挙法の関係で、衆議院総選挙の公示日である6月13日から6月25日まで、私のWebサイトの更新はできなくなります。したがって、選挙前の永田町徒然草としてはこれが最後になります。ちなみに6+3=9で、オイチョカブでいうと縁起の良いところで最後になりました。長い間、多くの皆さまからご覧をいただいて、ジャンボなサイトに育てていただきました。皆さまに心から御礼を申し上げます。

田中直紀先生を迎えての総決起大会での私透明スペーサーこのサイト、更新はできませんが開いて見ることはもちろんできます。私が「自自公連立の政治論的批判」でいっっていたとおり、今度の選挙は自由民主党と公明党との連立の是非を問う選挙になります。そして、厳しい国民の審判が下ることは容易に予想できます。しかし、自公保連立に問題ありといっても、何の問題なのか、ハッキリと認識しないと同じ誤りをまた繰り返すことになります。民主党は、政教分離についてほとんど発言をしなくなりました。自公保連立がダメで、民公連立はいいというのは、どう考えても筋がとおりません。それらの問題について、私のいいたいことはこれまでにすべてのべてきたつもりです。どうか、多くの友人・知人に政教分離の問題を考えていただくために、私のサイトをおおいにご吹聴いただき、政教分離問題──日本の自由の問題を考えていただきたく、心からお願い申し上げます。

2 あと6ヶ月余で、21世紀

透明スペーサー10年前ころまでは、誰もが21世紀の日本はバラ色だと思っていました。内外の学者や評論家や政治家が「21世紀は、日本の世紀」とまで誉めそやしました。日本人が有頂天になり、株や土地で舞い上がったのも無理なからぬところもあります。

加藤紘一先生を迎えた、十日町の講演会々場を埋めた皆様透明スペーサーしかし、諸行無常であります。バブルで舞い上がったことを反省することは大切ですが、あまりにも落ち込み過ぎている現在の日本も問題だと私は考えています。最近では、21世紀の日本は、20世紀の日本より悪くなるなどと思っている人もかなりいるなどという統計もあります。
大丈夫です。そんなことはありません。私たちがちゃんと努力すれば、日本は大丈夫です。良い方向に進んでゆきます。まず、このことに自信をもとうではありませんが。

透明スペーサーあと6ヶ月余で、21世紀は来ます。しかし、希望と繁栄の21世紀の日本の前には、固く閉ざされた重い扉があることは疑いをえません。その扉にはカギもかかっています。オートマティックドアでもありません。誰かがこの扉を開けなければなりません。もちろん、政治にその責任があります。来るべき総選挙は、この扉をこじ開ける智恵と力をもっている政治家や政党や政権を決める選挙です。

3 希望と繁栄の21世紀の扉を開くキーと力

透明スペーサーこの扉にしっかりとかかっているカギを開けるキーは、自由だと私は確信しています。だから私は、自由民主党の命である「独立自尊」の気概を放擲(ほうてき)することに必ずつながる公明党との連立に批判的にならざるをえなかったのです。そして、私がいったとおり、そうなってしまいました。自由民主党の現状は、命がけでいい自由民主党をつくろうと努力してきた者にとって、見るにたえません。

透明スペーサー希望と繁栄の21世紀の日本の前に立ちはだかっている扉をこじ開ける力は、国民の信をしっかりと得た清新にしてはつらつとした力強い政権です。

透明スペーサー私たち自由民主党の政治家は、批判精神を大切にしますが、単に批判するだけではなく常に対案を用意するという考え方を身につけさせられてきました。私も、単に自自公――自公保を批判するだけでなく、これに代る政権の枠組をいつも考えてきました。

透明スペーサーもちろん、自由民主党が衆議院で過半数を獲得することがベストです。衆議院で260余の議席があるのに、連立を考えること自体が本来は間違っているのです。政権の枠組はあくまでも衆議院の勢力によって決せられるべきものなのです。そうしなければ、憲法に定められた第一院たる衆議院の機能がおかしくなってしまいます。このことは、政権の枠組を考えると常に想起しなければなりません。

4 「21世紀 始めます。」

透明スペーサーしかし、今回の場合、現実には自由民主党が単独で過半数の議席を得ることは難しいでしょう。最高指揮官が、229議席だとか215議席で目標達成だなどという人ですから。選挙というのはそんなに甘いものではありません。さりとて、民主党が過半数を制するとも思えません。その迫力とパワーが感じられません。

8日、田中まき子先生を迎えての講演会にて撮影透明スペーサー自由民主党も民主党もともに過半数を取れないというのが、もっとも現実的な予想です。問題は、そこで、どう考えるかです。なぜ、プライオリーに自公保なのでしょうか。いろいろな選択肢が考えられるはずです。要は、国民の信を最も強く得ることができる強力な政権をつくることなくして、希望と繁栄の21世紀の日本の扉を開けることは絶対にできません。それは、そんなに難しいことではないと思っています。そのキーワードも自由です。その道筋もあらかたつけたつもりです。

透明スペーサー希望と繁栄の21世紀をつくるために、邪な勢力から日本の自由を守るために、明日から、一人の自由の戦士として命をかけて戦います。6月25日、国民の審判が下ります。そして、6月25日夜から新しい政治を模索する動きが始まります。政治家として、この大きな仕事に何としても取り組みたいと願っています。

透明スペーサー今回の戦いのキャッチフレーズは、

「21世紀 始めます。」

22:10         白川勝彦上越事務所にて

名前「白川勝彦」毛筆体画像透明スペーサー

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6月11(日)

No.62透明スペーサー

陣中にて、徒然に思うこと

1 陣中の心境

透明スペーサー昔、戦い―合戦のど真中にいた武将は、どのような心境でいたのでしょうか。もちろん人によってさまざまなタイプはあったと思います。しかし、意外に冷静かつ沈着であったのではないか──少なくとも、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、上杉謙信、武田信玄など歴史に残る名だたる武将はそうではなかったのではないかという確信に近い想像をいたしています。

透明スペーサー他人がみな、激しい苦しい戦いだと心配をし、同情をしてくださる戦いの真只中にいる私のような者でさえ、現にきわめて冷静であり沈着であるからです。私などと及びのつかない武将たちが取り乱し、冷静さを失っていたとはとても思えないのです。昔の戦いは、文字通り命をかけていたのですが、武将たちは冷徹なまでに情報をとり、正確に戦況を判断し、的確な戦略や戦術を果断に実行していたと思うのです。だから命を長らえることができたのだと思うのです。

透明スペーサー戦いの真只中にいると、そしてそれが激しければ激しいほど、実に世の中がよくみえてきます。うれしいことに多く出合います。悲しいこと、さびしい事実も容赦なく露見します。しかし、虚色をすべて取り去った自分の周りの真相がみえてきて痛快な気持ちにさえなります。選挙は昔の戦いと同じく、まさに修羅場なのです。

透明スペーサー以下、陣中で思うことや感じること、気がついたことや分かったことをつれづれに書きなぐります。多少の乱暴なところや不適切な表現があろうも陣中であることに免じてお許しください。

2 いわゆる「ねじれ」について

透明スペーサー新潟6区は、自公関係がねじれているといわれています。そのことで注目され有名になっています。そういう視点でマスコミは見て、何かと話題にしてくれます。しかし、本当に新潟6区はねじれているのでしょうか。毎日毎日の戦いで、そんなことは少しも苦にもなりませんし支障にもなりません。

透明スペーサー国民の感覚や自由民主党の熱心な支持者にいわせれば、ねじれているのは上のほう、すなわち中央の国会の自公連立なのではないでしょうか。一昨日公明党が推薦する自由民主党候補が新聞に発表されていましたが、この方々の率直な気持ちはどうだったのでしょう。実は困ったという人も多かったのではないでしょうか。そういう何人かの友人からTELをもらいました。私は
「この発表により確実に逃げる票が相当あるんだから、しっかりと創価学会の票をもらいなさい。だまされないようにしなさい。」
と忠告しておきました。

透明スペーサーただ、このリストはごく近い将来から、大きな意味を持つものになることだけは予言しておきます。

3 創価学会=公明党の政教分離論

透明スペーサー私のBBSでも、創価学会や公明党のWebサイトでも、私の政教分離論攻撃が執拗に展開されました。内閣法制局長官の答弁がどうじゃのこうだのとか、最高裁判所の判例にはこんなことが書いてあるとか、いやというほど聞かされました。

透明スペーサーそれでは創価学会=公明党の憲法20条1項後段の「いかなる宗教団体も、政治上の権力を行使してはならない」の解釈は、いったいどのようなものになるのでしょうか。創価学会=公明党は、
「宗教団体が国や地方公共団体から委託を受け、裁判権や徴税権や警察権を行使すること」が、宗教団体が政治上の権力を行使することであり、これは憲法違反になるが、それ以外のことは何の制限はないといっています。

透明スペーサー現行憲法のもとでは、宗教団体が国から委託を受け裁判所や徴税権や警察権などを行使すること自体が違憲といわざるを得ません。そして、事実上も想定することすらできません。

透明スペーサー例えば、創価学会が国から委託を受け裁判権を行使するというケースを考えてみましょう。誰がいったい裁判官をやるのでしょうか。誰が検察官になるのでしょうか。そのような暗黒裁判の被告人の弁護人はどういう資格をもった人がなるのでしょうか。想像することさえできません。私の発想力が乏しいからでしょうか。

透明スペーサーもしそのようにかんがえるのであるならば、創価学会=公明党は誰も本気で信じない政教分離の努力をするのでしょうか。

透明スペーサー創価党でいいじゃないですか。池田大作党でいいじゃないですか。そうすれば、竹入委員長のような問題はおきないじゃないですか。その方がはっきりして、国民も創価学会員もわかりやすくて助かるじゃないでしょうか?

透明スペーサー私の見解に対する執拗なくどくどとした反論を要約して裏返すと以上のようになるということです。

透明スペーサーどうです。分りやすいでしょう。しかし、本当にこれでいいんですかね……?

4 信なくば立たず……通信傍受法について

透明スペーサー私は、かねがね通信の秘密という問題に関心がありました。「思想・良心・信教の自由」の最も近くの外延にある自由が「通信の秘密」であるとの考えをもっています。私が長い間郵政関係の問題に関心を持ってきたのも、そのせいかも知れません。

透明スペーサーインターネットをはじめてから、インターネットをやる人々が、通信傍受法にいかにナーバスか知りました。そして、自分でもメール通信をしてみて、もしこれが他人に見られたらどうなるか、考えるだけでもゾッとします。身の毛がよだちます。とても、大事なことをメールなどで送れません。

透明スペーサーきたる6月17日(土)に警察刷新会議の公聴会が新潟で開かれるそうです。しかし、この警察刷新会議のメンバー、やり方などをみるといかにも官僚らしい例のやり方で進んでおり、こんなことで本当の「警察刷新」ができるのかと疑問です。革命的な改革なくして警察への信頼など生まれるはずがありません。元国家公安委員長としてこんなことをいうのは残念です。

透明スペーサーしかし、最近の目を覆うばかりの警察の不祥事の数々、さらに私自身が巻き込まれたことでも明らかになった警察組織の退廃や腐敗、自己保身体質に直面してみて、現在の日本の警察に通信傍受法に定められる強力極まりない力を与えてよいものかと自問するようになりました。

透明スペーサー私は、警察の革命的改革を断行し、国民の警察への信頼が回復しない限り、通信傍受法の施行は再考しなければならないと考え、そのために具体的な行動・提案をする決意です。

透明スペーサーこれに関連して、さらに前から考えていたことに言及します。あなたは、あなたが○月○日○時○分にどの電話と何分間交信したという記録が、あなたが利用している電話会社に全部記録されていることを知ったうえで、電話をかけていますか? もし、それを誰かが見ているとしても気軽に電話できますか? 私は、これを何とかしなければならないと機会あるごとに問題提起をしてきました。その結果、料金の明細があれば可及的速やかにその記録を消去することにさせました。しかしこれでは本当はまだ十分ではないと思っています。そして、私なりの具体的な提案も持っています。それは、選挙の後、改めてゆっくりと述べます。


透明スペーサー明日、いや今日は、加藤紘一宏池会会長をお迎えして、4ヶ所で総決起大会を開きます。今晩はこのくらいにして休みます。あと2日更新できます。また、書きます。

01:15         上越市北城町の自宅にて

名前「白川勝彦」毛筆体画像透明スペーサー

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