白川攻撃の謀略的な怪文書
6月5日の夜ころから、「健全な上越市をつくる会」という団体名の文書が、夜陰にまぎれて上越市および周辺地域に大量にバラ撒かれました。一見すると上越市役所の広報課のビラと見まちがうような感じがする立派なビラです。それなのになぜ夜陰にまぎれてこそこそとバラ撒くのか?
それは、怪文書だからです。怪文書だから堂々と配れないのです。一見して怪文書と見られるような怪文書は、実はたいしたことはないのです。汚い激しい攻撃的・刺激的文言を使って、作った方は気持ちがよいのかも知れませんがそれは自己満足で、効果は少ないのです。
それにくらべて、ごく最近あったリコールに関するビラのように見せておきながら、要は徹底して白川攻撃をしているのです。発行は「健全な上越市をつくる会」ということになってますが、こんな名称の団体は誰も知りませんし、活動をみた者もいません。現にこのビラのどこにも、「健全な上越市をつくる会」の代表者も名前も、住所も電話番号も書いてありません。
相当の「プロ集団」が作ったビラであることは間違いありません。なぜ、プロ集団というかというと、どんな立派な怪文書を作ってもこれを夜陰にまぎれてバラ撒く部隊がいなければ意味をなしません。この巧妙なビラを作った人は、マニアックな作文家ではなく組織の一員として、この「立派な怪文書」を作ったのです。
まあ、ご覧ください。


どうです。相当なものでしょう。私はこれまでいろいろな怪文書や『潮』誌や『第三文明』誌などで攻撃されてきました。また、いろんな怪文書を見てきましたが、普通の怪文書といっていいものです。相当のプロでなければ、これだけの物は作れません。相当の組織でなければ、これを上越市やその周辺に夜陰にまぎれて大量にばら撒くことなどできません。それは誰か?ですって。それは想像におまかせします。
私の後援会は、放置することができないということで、私とのインタビューを含め、反論の緊急アピールを作りました。これはデジタル化されていますので、読みやすくするために活字として載せておきます。どうぞご覧ください。


以上、この一週間の邪な勢力の私に対する攻撃を紹介しました。これからも、手の込んだいろいろな攻撃があるかもしれませんが、万全の態勢を固め戦い抜きます。
明けて一昨日になりましたが、田中眞紀子先生をお迎えしての演説会、同志5000人からご参集をいただき、幸先のよい決戦の火ぶたを切らせていただきました。今日(10日)の夜の新井市・頸南地区の総決起大会にはご主君の田中直紀参議院議員からおいでをいただきます。
田中眞紀子先生への御礼もかねてご報告すべきところですが、他に載っておりますのでそのURLと新聞記事をご紹介し、省略させていただき休みます。明日も、超ハードスケジュールですので。
産経新聞6月9日朝刊記事
スポーツニッポン http://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2000/06/09/01.html
01:30
上越市北城町の自宅にて
 

私は勉強不足だそうで…?
前号
「永田町徒然草No.59」で、わが新潟6区の民主党公認候補予定者(以下、「民主党候補者」といいます)が「『自公保が憲法違反というのは勉強不足だ』と白川説を切り捨てている」との『新潟日報』の平成12年6月2日号の記事を引用しました。
しかし、私の経験からいっても新聞記事は正確でもないし、要約が正しくなかったりすることもあります。そこで念のため、この民主党候補者がどのようにいっているのか正確に知りたいと思い、出席した記者の話を総合すると次のようなものだったそうです。これは5月25日上越市厚生南会館で開かれた上越ブロック決起集会における民主党候補者の演説です。
国会議員の命は政策。上越では表にしたくない話ばかりで有名だ。不況や医療についての議論が足りなすぎる。私は各政党に不満がある。民主党については政局を最大の争点としていることだ。白川は政局代議士。政策については一言もいわない。 それに、自公保が憲法違反というのは勉強不足だ。ドイツのキリスト教民主同盟、イタリアのキリスト教民主党が政権に参加するのは憲法違反じゃないのと同じように、白川が立正佼成会の会員で大臣になっても憲法違反じゃない。憲法違反というのは最大の政治犯罪だ。そうまで言うのなら、自民党から出てから言うべきだ。自分は憲法違反じゃなくて、公明党はだめだというのはおかしい。高鳥自民党とは連携する。今回の選挙は白川対私の戦いだ。白川に賛成じゃない人は全部私を支持してほしい。後一ヶ月、もみ消し事件は、私の追い風にならない。厳しさは前回と変わらない。 |
1
政教分離の発言について
この民主党候補者は、私と同じ弁護士なのです。それにしてはちょっとひどすぎるんじゃないかというのが第一印象です。
「ドイツのキリスト教民主同盟、イタリアのキリスト教民主党が政権に参加するのは憲法違反じゃないのと同じように、白川が立正佼成会の会員で大臣になっても憲法違反じゃない。」
この人はいったい何をいいたいんでしょうか。とても法律家の言葉とは思えません。私のWebサイトの「書込交流広場(BBS)」に出てくる創価学会関係者の発言よりおそまつです。
私は、創価学会=公明党の政権参加が日本国憲法第20条の「いかなる宗教団体も、政治上の権力を行使してはならない」という規定からみて憲法上問題があるといっているのです。あくまでも日本国憲法の話をしているのです。
ドイツのキリスト教民主同盟が政権に参加することが憲法違反になるのかどうかは、ドイツ憲法に照らしてどうかということです。何も、キリスト教民主同盟は日本の憲法まで参照しなくてもいいんです。
後段はもう論ずるまでもないでしょう。創価学会の私に対する非難と全く同じです。創価学会と公明党の関係が、事実上の支配―被支配関係にあるからこそ、憲法20条違反の問題が生じてくるのです。そして、多くの人がそう考えているのです。立正佼成会と自由民主党との関係がそのようなものであるとすれば問題ですが、そんなことをいう人はいません。
「自分(白川)は憲法違反じゃなくて、公明党はだめだというのはおかしい。」
おかしい論理ですね。自由民主党という政党がある宗教団体に事実上支配されているとすれば、それは大問題です。自由民主党の一員である私が、どのような宗教団体に所属しているかどうかということは憲法20条の問題ではありません。
2
私は、「政局代議士」だそうです。
この民主党候補者は、口を開けば政策、政策といいます。しかし、自由民主党の中にも政策に強い国会議員は山ほどいます。とても民主党の比ではありません。私だってその一人という自負はあります。
今の情報通信の発展の基本政策を作ったのは、私たち第2世代の若い郵政族でした。自治大臣として地方分権の道をしっかりとつけたつもりです。新幹線建設の新しいスキームを、官僚を説得して作りました。リゾート法も作り、国民のライフスタイルを本気で変えていこうと考えています。
有能な官僚も沢山います。この方たちの能力を活用するのも政治家の仕事です。官僚の作る政策が全部だめだという発想が民主党にあるような気がします。これをとことんつきつめると、官僚すなわち行政組織をなくしてしまえということに最後はなってしまいます。
いま一番しっかりとしている労働組合は、公務員が作る労働組合(官公労)です。その支援を受けておきながらよくいうよという感がします。
この7~8年間日本の政治が停滞したのは、国民の信任をしっかりと得ている政権がなくなったからです。自由主義社会というのは、国民の信任を得ている政権があってはじめて本来の機能を発揮できるのです。官僚組織だって活発にその役割を果すのです。
21世紀が始まろうというこのとき、21世紀の半ばを見通しながら新しい政権の枠組作りをしなければ、21世紀の扉を開くことはできません。これこそ、いま政治家が命を賭けてしなければならない一大事なのです。政治理念を同じくするものが、過去のいきさつや怨念を乗り越えて大同団結しなければならないときなのです。
白川自民党はだめだ。高鳥自民党とは連携する。労働組合様様。民主党も政局ばかりやっていてだめだ。忘れてしまった、公明党は大事だ。この人がどのような政治理念を持っているのか、全く見えてきません。
清新にしてはつらつとした自由主義社会を作らずして、いくら政策を実現しようとしてもそれは不可能です。そんなことを私はいやというほど体験してきました。
3
なぜ、「自公連立」はダメで「民公連立」はいいの…?
他にもいいたいことはあと数点ありますが、時間がありませんからもうやめます。
最後に重要なことを忘れました。前号でも書きましたが、民主党は「自公連立反対」でこの総選挙を戦うんでしょう。それはそれで結構です。しかし、「自公連立反対」というのなら「民公連立」も反対ですよね。
そうでないとしたならば、どうしてそうなのかはっきりいってもらわないと分りません。少なくとも私の対立候補である民主党候補者のような政教分離観では、「自公連立」はだめだが「民公連立」はいいということになります。鳩山党首・菅政調会長、本当にこれでいいんですか?
もっと堂々の政治論を戦わすことができる相手と戦いたい、私は本気でそう思っています。
14:00
陣中にて
 
|