HOME | 主張 | 略歴 | 著書 | 永田町徒然草目次 | 論文
No.49 | No.50
いい加減にしてほしい、新潟県警! 今日の新聞は、大沢前交通機動隊長大沢容疑者が関与した他の5件の公電磁的記録不正作出罪を送検したことを一斉に報道し、あわせて一部の新聞は野川明輝捜査二課長が「本件の捜査としては一つの節目、区切りになると思う」と事実上、捜査を終了する考えを示唆した」と報じています。(『読売新聞』、『産経新聞』など)。また「この事件では、大沢被告が現役警察官やOBなどから依頼を受け、もみ消したことを認めている。しかし、これらのもみ消しはコンピューターに登録される前の段階で行われているため、県警の野川明輝捜査二課長は、同罪(公電磁的記録不正作出罪などのこと-筆者注)の適用は無理として事実上、捜査の終了する考えを示唆した」とも報じている。 そして、例のことだがこれに関し、マスコミはただ報じるだけ。なんのコメントもない。本当にこれでいいんでしょうか。率直にいいたい。 「いい加減にしてほしい、新潟県警!」 だって、コンピュータに登録される前であろうが登録された後であろうが、交通違反の違反点数をもみ消すという点では、動機・目的・効果はまったく同じことです。依頼の時期が早ければ無罪、コネがなくてまたドジで依頼するのが遅ければ(作業が進んでコンピュータに入力後であれば)罪になるということです。そうするともみ消しが出来る地位にある警察官に、一番強いコネを持っているのは誰が考えても他の警察官です。だから警察官は公電磁的記録不正作出罪などには今後とも引っかからないということになります。そうなるに決まっている。なぜなら、いくらそういうことはやってはならないという厳しい通達を何度出そうが、犯罪にならないのだから「まあ、いいか」ということになる。これが人情というものです。それが現実というものでしょう。 私は、私の秘書の一件が報道されて間もない3月22日の「永田町徒然草 No.35」で次のように述べています。 「しかし、ひとつだけ明確にいえることは今回の記事の一件で交通違反のもみ消しの依頼が、政治家の事務所に来なくなることだけは確かであろう。また、政治家の事務所にそのようなことを求める風潮もなくなると思う。このことにより、巷間いわれているようなことが仮にこれまであったとしても、これを機にこういうことがなくなるとするならば、もって瞑すべしと元国家公安委員長として甘受しなければならないと思っています。」 これは本音でそう思ったからです。そしてその気持ちはいまもまったく変っていません。だからこれまで、他の政治家や人々がやっているのになぜ私のところだけやるのかなどということは一言もいいませんでした。いまもいうつもりはありません。しかし、「パンドラの箱」を開いた以上は、すべて明らかにしなければなりません。それは「パンドラの箱」を開いたものの責任というものだと思います。国民には厳しく、身内には甘いという体質が一連の警察の不祥事の原因ではないでしょうか。いままた、新潟県警はそれをしようとしています。それだけは許せません。 公電磁的記録不正作出罪にならなくとも、大沢被告にもみ消しを依頼しもみ消しをしてもらった警察官やOBの行為が他の犯罪に該当するかどうか捜査するのが警察の義務でしょう。またこのことを追及するのが、マスコミの役割というものだと思います。マスコミは社会の木鐸としての矜持というものをどこに置き忘れてしまったのでしょうか。私は事態の推移をジィーと観ることにする。みなさんも観ていてください。もしこのままで済まそうというのであれば、私にも考えるところがあります。 昨日の『読売新聞』のトップ記事について 昨日の『読売新聞』一面トップ記事と社会面大トップ記事を見て,家内などは腰を抜かしてしまいました。しかし、私は連休前に目のつりあがった読売新聞大阪本社社会部の記者二人から、取材がありましたからある程度は覚悟していましたが、まさか一面と社会面のトップとは思いませんでした。しかし、こういうことにはもう慣れましたので、 だって、このことはある政治団体の街宣車が、中原参議院議員が確か理事長をしている歯科大学の周辺を平成10年2月末から3月ころと平成11年1月ころから3月ころの2回にわたり執拗に騒ぎまわり、このことに困り果てた関係者が警察と弁護士に相談し、すでに一件落着していることだからです。また昨年の7月ころ、この件について私にも取材がありました。私は街宣車騒動のとき、この件に携わった秘書からあらましは聞いており、その陳情処理に問題はないと思っておりましたので、私が伝聞で取材に応じるより直接私の秘書から聴いて欲しいといい、当時その秘書は読売新聞の記者の取材に応じ、事実関係をちゃんと話しているからです。 その概要は、私の秘書によれば以下の通りです。
今回報道されたことは、昨年の夏の時点で読売新聞はそのほとんどを知っていたはずです。それが、なぜいま、かくも大きく?というのが私の率直な感想です。これが社会正義だというのであればどうぞお好きにという感慨しかありません。 また私に頭を下げろとでもいうんでしょうか。政治家は何をいわれても何をやられても、頭を下げろとでもいうんでしょうか。政治家は乞食じゃありません。言いたいことはいうし、言わなければならないことはいわなければならないと思っています。 この関係者2人と私の秘書が面談したのは、私の20年来の公私にわたってたいへん親しい後援者の紹介があったからです。ただ私の秘書は、歯科大学の推薦入学のことなどまったく知識も知り合いもいないものですから、当時歯科医師会の会長で自由民主党の参議院議員である中原先生の秘書と面識があったものですから、この秘書を紹介することが一番いいと思い、紹介したというものです。このどこがいけないというのでしょうか? 私は適切な処理だったと思います。私や私の事務所も、私が得意とする自治省や郵政省に関する陳情を他の政治家の事務所からいっぱい頼まれます。これをどう処理するかは私どもの責任です。もし、私や私の事務所が仮に不正なことを行ったとすれば、それは私や私の事務所の責任であり、その案件を紹介した政治家や政治家事務所の責任になるとは思いません。 私の秘書は、中原参議院議員の秘書がこの件に関しどのように当時処理されたか、まったく知らなかったし知らされてもいませんでした。そういうものだと思います。『読売新聞』を読むと、この件の実態をもっとも知っている中原参議院議員の元秘書は「ノーコメントです。白川事務所に聞いてください。」といっているようです。私の秘書は、自分で知っていることや自分でやったことは、昨年の7月ころにも、この4月28・29日にも記者の取材にに対してきちんと話しております。 以上が『読売新聞』のトップ記事についての経過と事実の概要です。いろいろとご心配やらご心痛をおかけいたしますが、私たちを超えたところでいろんなことが次々と起ります。それが何であるかを断定することはいまの時点ではできません。ただ真実を知っていただき、ご理解をいただければ幸いです。 16:40議員会館にて
オムニバス調の政治雑感 連休いかがお過ごしになられましたか.英気を十分養われたこととお喜び申し上げます。私も連休中ふだん出来ないことをシッカリとやらせていただきました。充実した日々でした。ところで、Webマスターや電脳秘書にもたまには休んでもらわなければならないので、本来ならば「永田町徒然草」に書くべきことを連休中はBBS上に書き込みました。BBSの書込みですのでオムニバス調となりますが、まとめてみました。ご覧いただければ幸いです。 森総理は連休中駆け足での首脳外交をしておられましたが、私の情報では内閣支持率が急落しているようです。連休明けから、政治の経済も万事忙しくなるでしょう。お互いさま、頑張りましょう。 休日返上でWebマスターが、新しく立ち上げてくれました(5/3) 昨日からどういう訳か書込みが出来なかったので、連休中で申し訳なかったがわがWebマスターに頼んでBBSを新しく立ち上げて欲しいとメールを入れていたんですが今、実行されたようです。ありがとうございました。 Webマスターも大変なんです。ほとんど休みなしでやっているのですから皆さんできるだけ約束を守って書込みをして下さい。特に記載なし、ふざけた名前や偽名・呼称(隠居とか何とかなど)などは厳に慎んでください。お願いいたします。 それからできるだけ実りのあるものになるための配慮をお願いいたします。『聖教新聞』や『第三文明』であれだけ攻撃しているんですから、このBBSで同じことをする必要はないんじゃないでしょうか。それでもやるというのならば多少は何か考えなくなります。もし、いい方法があるという方は私に教えて下さい。 日本全体が変な大蛇に呑みこまれようとしていますが、このサイトは絶対に呑み込まれません。呑みこまれてはならないのです。皆で勇気をもって立ち向かって行きましょう。乞う、ご健闘。 国民が事態の本質を見失っていないところに救いがある(5/5) 全国的に完全に5連休ですが、わが事務所も私も忙しい一日でした。連休中にもかかわらず多くの方々からわがWebサイトをVisitしていただいて恐縮しております。森中さんからは、大事な問題を提起していただきましたので、連休明けに役所を呼んで私も勉強してみたいと思っています。 昨日はバス乗っ取り事件をみていたため、ちょっと寝不足になってしまいました。この二、三日前には、少年の主婦殺人事件が愛知県でありました。いまに始まったことではありませんが、世の中が明らかに変です。皆さんそういいますが、こんなことは当たり前のことでありチャントした原因のあることだと思います。現在の日本の政治から、矜持や理想や建前やら、緊張や見栄やヤセ我慢などというものが最近とみに無くなくなってしまいました。政治がこのようになるとき国は乱れる、ということを日蓮さんが「立正安国論」で説いていると伺ったことがあります。この方面に詳しい方がいたら教えていただけませんか。日蓮さんの教えは詳しく知りませんが、政治を志してから政治の一番の力・役割は実はここにあるということだけはいつも胆に銘じてきたつもりです。 政治に即物的のものを期待する人が多いのですが、政治の実際の役割は実は精神的なものなんです。特に自由主義社会の政治はそうなんです。このところが意外に解っていただけないのが私たちの悩みなのです。私がなぜ自自公連立を批判したか、精神的な緊張をもってこれまでの事態をみれば、当然のことを当然のこととしていっているに過ぎません。それが何か勇気ある発言だとか筋の通った態度だなどといわれますと、片腹痛いという気がします。ごく当然のことを当然のこととしていうと、反主流だとか果ては除名だなどといわれると、この日本は一体どうなっているのだと不思議にさえなります。 しかし、誰も不正常になることはあるものです。人間は生涯ずーっと正常でいるものではありません。正常と不正常を繰り返しながら、徐々に心の欲するところにしたがっても則を越えなくなるのです。自由主義社会は、人間とはそういうものであることを前提にして秩序を考えているのです。このことは、拙著『戦うリベラル』に詳しく書いてあります。 ただ、世の中の一ないし二割の人が物事を正しく見れないくらいならば大して問題はないのですが、これを大幅に超えるとピンチです。日本の政治は、いまこの状態にあるといってもいいでしょう。だから、かなりピンチといえばピンチな状態なんです。しかし、最大の救いはこの国の主権者である国民は正常であり、事態の本質を見失っていないということです。ここに自信をもってわが道を淡々と歩んでいかなければならないと思っています。 5月6日は登校日。5連休でない人が一杯います(5/5) 連休中にもかかわらず、大勢の方々からアクセスをいただき、また、多くの書込みをいただき感謝しております。挨拶回りをしながら、5連休、5連休と言っていたら怒られてしまいました。明日の土曜日、学校があるため休みでない方も多いんだそうです。失礼しました。我が家は子供がいないために、私たちがお付き合いしている人たちがそうなので、つい5連休、5連休といってしまいました。 さて、問題はこれからです。外国だったらこういう場合どうするんでしょうか。もっともアメリカ・ヨーロッパでは学校は完全に週休2日となっておりますからこういう問題はおきませんが、きっと彼らならばこの土曜日は休みにしちゃうんじゃないでしょうか。その代わり来週の土曜日を通学日とするか、それも休みにするかは国によって対応が分かれそうです。仮に休みにしなくても、きっと多くの生徒が実際は学校を休むのではないでしょうか。 なぜこんなことをいうかと言うと、かつて私がリゾートの視察でアメリカにいったとき、バカンスの時期でないのに子供連れでリゾートにきていた夫婦がいたので聞いたのです。子供さんの学校はどうされたのですかと。その夫婦、曰く。 「なんの問題もありません。学校の先生は、『親子で一緒に旅行することに勝る教育はありません。どうぞゆっくりと行ってらっしゃい』となんの問題もありませんでした。」 たどたどしい英語での会話でしたが、その夫婦は屈託ない表情で誇らしげに私にそう説明しました。これがアメリカの一般的なことなのかどうか定かではありません。しかし、アメリカでは「子供の教育権は一義的には親にある」、確かどこかで読んだ記憶があります。日本ではどうなんでしょうか。専門の方がいたらご教示をお願いします。 このところ少年の凶悪事件、これまででは考えられない事件がたてつづけに起きたものですから、ちょっと感じることを認(したた)めた次第です。 白川勝彦です。またバトル再開ですね!!(5/7) 連休もあと一日となりました。実り多い休暇を過ごされ、英気を養われておられることと思います。 しばらく静かでしたが、またバトル再開ですか。いいでしょう。やりましょう。ただどうせやるんでしたら、このBBSをみている方からタイシたもんだと言われるものをやりましょう。中村さん、久々のご登場ですね。「永田町徒然草を読んで」を読ませてもらいましたが、ぜんぜん読んでなんかいないじゃないですか。あなたが読んだ次の号にちゃんと川住君から事情を聴いたこと、そして陳述書まで載せてあるでしょう。隠居さんの書込みもそうです。あなたが言っておられることは、このサイトで私はほとんどキチッと触れております。まずはこれをお読みください。そして、あそこにはこう書いてあるが質問しますというのならば必要に応じてチャンとお答えします。 それにしてもただ私をやっつけようという書込みが相変わらず続きますね―。このサイトは、あえて現在の日本の政治にとって最大の問題である「自自公連立」にテーマを絞って開設しました。もちろん、外にやりたいテーマもありますが、いまの私にはそれだけの時間がありません。それを捉えて教育には関心がないとか、リゾートが自然破壊だとかよく言いますね。 文教委員会の理事を2年間やりました。中曽根内閣が教育改革を打ち出した時です。リゾート問題は国民の余暇・ライフスタイルのあり方を含めて私の最大の関心事です。大規模リゾート建設促進議員連盟というものも作りその幹事長もつとめました。その会長はどなたかご存知ですか。あなた方が尊敬する小渕前総理だったんですよ。 いつも言っているとおり、このBBSの書込みに対し答えないことを含めて、最後は私にその政治的責任くることを私は誰よりも知っております。答えないのは、見ていないからでも答えられないからではなく、答えなくともよいと判断しているからなんです。他のBBSの読者は答えなくとも理解してくださると判断しているということです。しかし私の立場をおもんばかって、多くの方々が私に代わって答えて下さっておりますが…この機会に、その友情に心から感謝させていただきます。 19:40十日町事務所にて |
白川勝彦OFFICE
〒100-8981
東京都千代田区永田町2-2-1-209 議員会館内
katsuhiko@liberal-shirakawa.net
PHONE 03-3508-7705