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何か不可解な『元秘書タレコミ報道』 1. 昨(4月12日)昼ころ、東京事務所の秘書から、こんな時事通信のニュースの配信がありますといって、これを見せられました。
これを読んで私は“これは何かおかしい”と直感的に思いました。 まず第1に、自分が直接関係し、もし、その件が本格的に捜査されれば自分も必ず捜査の対象になり、何らかの罪に問われることが容易に予想できることにつき、人はそもそもタレコミなどするかという単純な疑問です。その動機がまたふるっています。 「もみ消しが発覚すれば、藤巻容疑者が秘書の座を追われると思った。川住容疑者は、藤巻容疑者の後がまの秘書になりたいとの思惑だったとみられる。」 というものです。 私の事務所は、役所ではありませんから別に定員法にしばられる訳ではありません。これなヤバイことをしなくても、秘書になりたければなれます。あまり給料は高くはありませんし、勤務条件は相当キツイですが…。 第2は、捜査当局が最初から認めているとおり、本件のタレコミは次のようなものであった。 「知り合いが違反キップを切られたが、国会議員の秘書を介して警察に頼んで勘弁してもらった。10万円前後の商品券を渡した。大沢と分けたのだろう」 川住君は、藤巻秘書に3万円の商品券しか渡っていないことを誰よりも知っている当事者です。その彼が「10万円前後の商品券を渡した」などと果してタレコミをするだろうかという疑問です。そのほかにも、川住君の性格や人物を知っているものとして不自然なことであると私は思いました。しかし、彼はこの時点で勾留されており、この報道が事実かどうか私には確認する術はありません。 2. 例によって、この時事通信の配信をもとにして『読売新聞』はじめかなりの新聞が一斉に、『「告発電話、自分がかけた」逮捕の元議員秘書供述』などと報道しました。 本日(4月13日)午前8時43分、川住君から私のところに電話がありました。もちろん、本件について彼と話をするのは、これが初めてです。私は川住君に単刀直入に聞きました。 「いわゆるタレコミをしたのは、あなただという報道が昨日から流されているが、それは本当のことですか」 川住君は、私にこういいました。 「代議士。いろいろご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。取り調べの中で、お前がタレコミをしたんじゃないかと聞かれました。しかし、私はタレコミの電話など絶対にしていませんから、していません」と答えてました。 川住君は高速バスで移動中ということでしたので、このことだけを確認して電話を切りました。もちろん、このことは彼と直接会って確認しなければならないと思っています。 しかし、前に述べたような理由から、川住君が「私は、タレコミの電話などしていない」といっていることは素直に信じていいのではないかと思っています。 3.以上が「元秘書のタレコミ報道」の事実関係です。これ以上のことは、今の私には言えません。問題は次の点だと思います。
この事実関係を解明するのは、そんなに難しいことではないと思っています。しばらく時間をいただければ、自ずから判明することでしょう。このことに関する私のコメントは、もう少し事実関係が明らかになった時点で述べます。 9:40 高輪の議員宿舎にて |
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