小泉さんの人気をマスコミが盛んに持ち上げておりますが、小泉さんのやっている政治の一つ目は「弱い者いじめ」二つ目は「中小企業つぶし」三つ目は「地方切り捨て」四つ目は米国51番目の州ではないかと言われるほど外国から笑われている卑屈な「アメリカ追随外交」なのであります。
今日はこの四つの中の一つ、中小企業つぶしについてお話を致します。
小泉さんが総理大臣に就任してから不良債権の処理が加速されました。これは確かに必要なことですが、今から約十年前のバブルの時に、当時は一億円の担保価値のあった土地が今では2000万円位の価値しかありません。ですから倒産した企業の不良債権を処分しても、8000万円の完全な欠損となります。
土地の価格がこんなに下がるのは、日本の歴史始まって以来のことですから大変な事態です。
この欠損金を経費として認め、一日も早く健全な銀行にしなければならないということに間違いはありませんが、これ以上の不良債権を出さないために、不安材料や懸念のある企業への債権をつぎつぎに引き揚げています。
中小企業においては、十年も不況が続いているのですから、不安材料がない。懸念材料がないなどというところはありません。それを引き揚げた結果、中小企業がどんどんつぶれているのです。
今、中小企業にお勤めの方々の声を聞くと、50%以上の方が、自分の勤めている会社が「いつつぶれるかわからない」とお感じになり、また、いつ自分がリストラされるかわからないという不安におののいています。
だから皆、消費を差し控えているのです。国民経済の六割は個人消費が占めて、消費が冷え込めば経済が落ち込むのは当たり前のことなのです。小泉さんのやっている中小企業つぶしの政策は、完全にこの日本経済を破壊し、このまま続けさせる訳には参りません。
野党側も本気になって小泉政権を倒そう、自公保連立政権を倒そうと、民主党と自由党が一緒になりました。社会民主党はまだ一緒になっておりませんが、事実上は選挙協力をしながら、何とか今回の選挙で現政権に変わる連立政権を作るべく、300の小選挙区のほとんどで協力をしております。
私もこの地で政権交代を成し遂げたいと活動を始めて20日が経過しましたが、皆様方の温かいお力添えの下に元気で頑張っております。この白川にご理解とご支援を宜しくお願い申し上げます。