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哲学と政策の中間…。

09年04月21日

No.1148

白川勝彦法律事務所の仕事を終えて一歩外にでると、私はモードは政治人間に切り替わる。そしてその結末として翌日の一篇の永田町徒然草が生まれる。夜眠るときに、明日のテーマが決まっていないことが多い。何を書いたら良いか、考えがなかなか定まらないこともある。脂汗を搾るというほどではないが、生みの苦しみはそれなりにある。

しかし、永田町徒然草の毎日更新を2年半も続けているとひとつの自信みたいなモノがある。目が覚めたときに「神様がきっと何を書いたら良いか、智慧を授けてくれる」という“クソ自信”である。事実、そんなことで2年半も続けてこれた。神様が何も智慧を授けてくれないときは、お休みにすれば良い。そういうことはほとんどなかった。だが書くテーマが決まっても、時間の都合で書ききれないときがある。最近はこういうことが多い。

今日もそうだ。何を書こうかと考えながらホームページを開いたところ、昨日のタイトル“数字に表せないマニフェスト”が目に飛び込んできた。 「それが“理念”のだ」と閃いた。民主党の国会議員には理念を感じさせる政治家が少ない。政治家は学者でもなければ哲学者でもない。哲学を語ることはその本分でもない。政治家は単なる政策マンでもない。政策だけなら学者や官僚にやらせておけば良い。哲学と政策の中間に位置するものが“理念”だと思っている。

白川勝彦など理念の塊のような政治家であった。しかし、“理念とは何ぞや”を論じるとなるとなかなか難しい。今日は時間がない。地元から山菜が届き、これを事務所のスタッフに食べてもらう段取りを料理屋とつけるために出かけなければならないのだ。理念とは関係ないが、私にとっては大切なことなのだ。この2日間に論じた内容を要すると、リベラルということに尽きる。民主党がリベラルであれば、少しも難しいことを言っている訳ではない。昨日から始まった小沢民主党代表の地方行脚が“リベラルの旅”になれば良いのだが…。

それでは、また。

  • 09年04月21日 10時06分AM 掲載
  • 分類: 5.憲法問題

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