“倦まず弛まず”が肝要
08年12月04日
No.1009
今週は月曜日から昨日まで忙しかった。昨日は朝7時56分発の新幹線に乗ってある地方都市の裁判所に行ってきた。裁判そのものは5分間で終わる民事裁判であったが、法廷には私自身が立たなければならない。正午過ぎには事務所に帰ってきた。それからがまた忙しかった。自宅に帰ったのは夜の11時過ぎであった。
やはり一寸疲れているのであろう。朝7時過ぎに目が覚め朝食をとり、BS放送や朝のニュース報道番組を見たのだが、あまり興味をそそられるモノはなかった。バンコックの空港占拠は収束したようだが、タイの政局混乱の背景が私にはあまりピンとこない。裁判所の判決で政権が崩壊するという制度は初めて聞いたような気がする。最後に国王が出てきて騒動が収まるというケースは、わが国の政治の参考にあまりならない気がする。
ムンバイのテロの真相はもっと知りたいのだが、私の関心に比べて報道が少ない。インドの経済成長は世界的な関心事だが、インド社会全体のことはなかなか分からない。私もインドには一度しか行ったことがない。イスラム社会のことは私たちには理解できないことが多いが、ヒンドュー教となると私たちには皆目分からない。インドというと仏教発祥の地だ。私たちは何となく馴染みを感じるのだが、ヒンドューが支配する現実のインドはなかなか理解しがたい。インドは何といっても“0(ゼロ)”を発見(発明?)した国である。インドは深淵な国である。
平成21年度予算編成を巡って麻生首相がまた訳の分からないことを言っている。こちらは、深淵なのではなく浅薄で混乱しているだけである。私の筆が進まないのも、浅薄でハチャメチャな政治現象を次から次と見せ付けられるからなのであろう。真面目に論評したり、批判することが馬鹿らしくなる。意思が阻喪される。それが自公“合体”政権の深遠な戦略などと思わないが、注意しなければならない。何としても自公“合体”政権を倒すために、私たちは“倦まず弛まず”努力しなければならない。そういうことである。
それでは、また。