風邪でダウンも悪くない。
08年05月16日
No.808
東京では8日ぶりの五月晴れだというのに、風邪のために私は法廷に出席した以外は家で寝ていた。大事をとって好い子になっているのである。いま立ち上げようとしているプロジェクトを成功させるために、いままでのような自由勝手は許されないのである。かなり長い間勝手気ままな生活をしてきたので、自由勝手には少し飽きていた。多少の束縛はかえって嬉しい。
ベッドで休みながら久しぶりにテレビをみた。いま大相撲の夏場所が行われている。大相撲の場所中は、それを観るのは私の楽しみである。実況中継を観れないときは、深夜か早朝の全取組のダイジェストが放映される。私はその番組を必ず観る。私はかなりの大相撲ファンなのである。一昨日友人から夏場所のマス席の切符を貰った。国技館で本場所の取組みを観戦したことはない。いまから楽しみである。
NHKの『クローズアップ現代』がミャンマーの大型サイクロンについて放映していた。この被害も甚大である。ミャンマーには一度だけ行ったことがある。当時も軍政だった。わが国もODAを凍結していた時であった。5日くらい滞在したが、ミャンマーには親しみを感じた。ミャンマーという国は親日的な国であった。国軍博物館の入り口には独立の父といわれるアウンサン将軍の大きな写真が掲げられていた。アウンサン将軍は、大東亜共栄圏構想に基づいて行われた日本軍の軍事教育に参加したことがあったというのだ。民主化運動の指導者アウンサン・スーチー女史は、アウンサン将軍の長女である。
四川省で起きた地震をNHKニュースでは“四川大震災”と書いていた。これからは私もとりあえず“四川大震災”と呼ぶことにする。死者や行方不明者の人数はケタ外れに多い。貴重な地震直後の映像などもみた。現地は地獄絵なのであろう。昨夕わが国の“国際緊急援助隊”が現地に向かって出発した。自治大臣や国家公安委員長の時、その立ち上げに私は与った。人数は僅かだが阪神淡路大震災の体験と教訓から生まれたプロジェクトである。隊員諸君の奮闘を祈念する。
午後9時からは『渡る世間は鬼ばかり』(TBS)を観た。再開初回を観てから何やかやで一度も観れなかった。今回のシリーズではいろいろと話が飛んでいる。今後どのように展開していくのか、少し心配である。前シリーズの途中に主人公“岡倉大吉”を演じていた藤岡琢也が亡くなった。この役柄は藤岡琢也でなければ演じられないと思っていたが、宇津井健が演じる岡倉大吉も“らしく”なってきた。この世に絶対ということはない。政治も同じだ。自民党だけがいつまでも政権党などということはあり得ない。
それでは、また。