与党が“暫定税率”据え置き(?)を決定!?
07年12月06日
No.635
昨日、永田町徒然草をみようとアクセスした方々には大変ご迷惑をお掛けした。そもそも昨日の午前2時頃からおかしなものがでていた。12月1日にも同じことが起こったのであるが、その日はしばらくすると正常に戻っていた。今回もそうなのだろうと思っていた。朝起きてみたら、まだ直っていなかった。ガソリンの暫定税率のことを書くためにあっちこっちのサイトをみた。それはちゃんと見れるのだから、私のサイトだけがおかしいことは明らかであった。
永田町徒然草No.634の原稿を書き上げたのは、午前8時頃だった。さぁ、updateしようとしたのだが、まだ正常に戻っていない。そうするとupdateそのものができないのである。永田町徒然草をupdateする画面(編集画面)がダウンロードできないのである。Webマスターのところに電話をしたが、まだ繋がらなかった。ちょっと早すぎたのである。9時頃かけてみたら今度は繋がった。ところが、Webマスターは今日は出張で外出しているとのこと。状況を話し、Webマスターと連絡をとって何とかして欲しいとお願いをした。
午前10時54分、外出先のWebマスターから電話があった。「プロバイダーに指示をしておいたので、間もなく正常になるでしょう。」 問題はサーバーにあるらしい。だからプロバイダーに直してもらうしか手の打ちようがないのだそうだ。何かトラブルが起きるといつも私は神戸にいるWebマスターに電話をする。そうするとトラブルはすぐに解決する。Webマスターが作業して直してくれるものとばかり私は思ってきた。今回のトラブルは、Webマスターの事務所ではどうすることもできないトラブルなのだそうだ。
Webマスターは「間もなく正常になるでしょう」といったが、なかなか回復しない。午後2時過ぎにようやく回復したのですぐにupdateした。そのときホームページのアクセスカウンターをみたら(これは正常に動いていたのである)、昨日から1000近く多くなっていた。多くの方々がこの間に何度もアクセスしたからであろう。以上のような次第で、今回のトラブルはプロバイダーのサーバーに不具合があったためである。よからぬ者の妨害でもなければ、私のコンピュータの故障でもない。私のWebマスターは、私のサイトの性格をよく承知しており、そういうことには万全の措置をとっている。ご安心願いたい。
ところで、先ほどニュースで「与党はガソリン税の暫定税率を据え置くことを決めた」といっていた。この表現は正確ではない。租税特別措置法の関連部分の延長がなされなければ、暫定税率は法的根拠を失い、2008年4月1日から自動的に本来税率になってしまうのである。野党がその延長法案に反対すれば、憲法59条2項で再可決しなければ暫定税率は維持できないのである。ガソリンがこれだけ値上がりしている中で、自公“合体”政権は衆議院の再可決することができるのだろうか。やれるものならやってご覧、といいたい。
だから、私は野党にいっているのである。この問題を正面からシッカリと考えてもらいたいのである。暫定税率をどうするかということと道路特定財源の一般財源化の問題がごっちゃになっている。税金に対する基本的認識が不十分である。憲法9条も大切であるが、税の問題も政治の基本である。近代議会制は、時の政府の不当な税金に反対する中で誕生した。ガソリン税の暫定税率を本来税率(永田町徒然草No.634参照)に戻せば、道路特定財源の余剰問題など一挙にすっ飛んでしまう。実際にはありもしない問題を議論すること自体が、私にいわせれば滑稽なのである。いつもいっているように、政治には具体的状況における具体的分析の能力が問われているのである。
それでは、また。