“百年に一度”の中で…!?
09年04月25日
No.1151
何となくゴールデン・ウィークが始まったような気配のする毎日である。本格的な仕事の日程が入らない。まるで最近の締まりのない年末のようだ。今年のゴールデン・ウィーク、私は後半だけ休みをとることにした。逆に5月2日までは目いっぱい仕事をするつもりである。今日も明日も仕事だ。
国会の日程はどうなったのだろうか。連休中も大型補正予算案の審議をするようなことを言っていたが、いまだ嘗て連休中に国会審議が行われた例(ためし)がない。“百年に一度の経済危機”というんだから、たまには連休中も国会審議をやってみてはどうか。そもそも軽々しく“百年に一度”などとを言うものではない。近代の日本における“百年に一度”という出来事とは、いったい何だったのか。
ほとんどの人は、明治維新と太平洋戦争の敗戦を挙げるであろう。私も賛成である。私たちはそれと同じようなの歴史の境目にいるのだろうか。本当にいま“百年に一度の危機”の中で生きているのだとしたならば、私たちの行動にもっと緊張感があっても良い筈だと思っている。私も小なりといえども法律事務所を経営している。10人の従業員を抱えている。その人たちに対する責任もある。今年の初め、私はひとりの“経営者”としてただならぬ決意をもって仕事始めに臨んだ。毎日その気持ちで仕事に臨んでいる。
政治的にも「今年は“百年に一度の出来事”がある」と考えていた。もちろん政権交代のことである。政権交代は、「わが国ではひとつの“革命”だ」というのが私の基本認識である。毎日の永田町徒然草をそのような決意で書いてきたが、“百年に一度の経済危機”にも対処していかなければならないので疎(おろそ)なにならざるを得なかった。年間2000万円余の議員報酬を得ている国会議員には、もっと命懸けの政治をやって貰いたいものだ。
それでは、また。