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本番で一発勝負は危険!

07年12月27日

No.658

私がいま使っているプリンターは、8年前にはじめてコンピュータを買ったとに一緒にそろえた年季物である。EPSONのPM-770Cである。最初にうちは何でもプリントアウトしたものだが、いまではインターネットで得たものをプリントアウトしてみることは滅多にない。それでも毎日一回は使っている。永田町徒然草の“どこを太字”にするかという作業を行うときである。

永田町徒然草の本文の一部を太字にしているのは、友人に「小見出しを付けてほしい」といわれたからである。私の永田町徒然草はけっこう長くなるときもある。それでもその程度の文章は、小見出しを付ける程ではない。かえってウザくなってしまう。そこで考えたのが、ひと段落毎に太字を入れることにしたのである。打ち込んだ本文をプリントアウトして、太字にする部分を蛍光ペンで塗ってその作業をするのである。なぜかというと、その作業を行う画面の文字がかなり小さいからである。あとは一応の本業である弁護士業で、裁判所に出す書類を作成するときくらいである。このようなことに使うプリンターだから、動きさえすればそれでよいのである。

昨日の永田町徒然草に「今晩は古いプリンターと付き合いながら宛名印刷である」と書いたのは、このプリンターのことである。昨夜から今朝にかけて、私は3000通近くの年賀状の宛名印刷をした。レーザープリンターのように速くはない。昨年は全部自分で書いたのだ(永田町徒然草No.286参照)。それに比べれば、“革命的”に速い。調子の良い音で次々とハガキを打ち出す様は、心地良ささえ覚える。打ち出されてくる宛名をみると、懐かしい人が多い。それができる程度のスピードであるところがまた良い。レーザープリンターではそういう感慨をもつことはできない。なんでも速ければ良いというものではない

コンピュータを使って今回のような作業を実際にしたのは、私にとっては初めての経験である。こういう作業は事務所のスタッフの仕事であった。コンピュータを使うのも、人を使って作業するところと同じようなことがある。コンピュータの指示や印刷プレビューどおりには、実際にプリントアウトされないことが結構ある。データを入れるときにそのことを頭においておいた方がよい場合もあるようである。いずれにしても名簿類はマメにみて、しゅっちゅうメインテナンスをしておかないと良いデータにはならない。“本番で一発勝負”というのは、どうもダメのようだ

インターネット用のパソコンが故障したのと、年賀状作業でテレビをみる(流し聞き?)時間が多かった。薬害C型肝炎について福田首相が行った“政治決断”のニュースで持ち切りであった。私にいわせれば、こんなものは“政治決断”でもなんでもない。自公“合体”体制側の人間は、“さも重大事”のように発言したり、報道している。わが国には本当の“政治決断”るようなことがしばらくなかった。郵政解散選挙で郵政民営化反対で当選した者を復党させるのだから、自民党は“本当の政治的パフォーマンス”などできないのである。何事も“本番で一発勝負”は、危険なのである。

まぁ問題がなかった訳ではないが、とにもかくにも予定していた年賀状の宛名印刷を終えた。今朝午前9時に近くの郵便局にもっていった。28日までに出せば、元旦には全国どこにでも届くという。この1週間くらいの懸案はとりあえず終わった。今朝はさすがに疲れた。バタンキュウーでいままで寝ていた。これから風呂に入って、渋谷にぶらりと遊びに行ってみようと思っている。明日はもう御用納めである。最近の年末はちょっと迫力がなくなったが、有意義な年末年始を過ごしたいと思っている。来年は、政治的には大事な一年である。

それでは、また。

 
  • 07年12月27日 07時39分PM 掲載
  • 分類: 1.徒然

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