反自公のポテンシャルは?
07年11月27日
No.626
この数日間、風気味だったので家で“良い子”になっていた。家の中にいると第一に良いことは、お金のかからないことである。東京で外出することは、即お金が出ていくことを意味する。特に何をしなくても数千円は確実に出ていく。バカにならない金額である。次に良いことは、多少はものを読むことである。しかし、風邪気味だと読書はあまりできない。病気ということはやはりツライものである。どうしても寝ながらテレビを見ることになる。連休中に観た物では、松本清張原作のドラマ『点と線』(テレビ朝日)が面白かった。
ドラマ『点と線』は、テレビ朝日開局50周年記念番組なので豪華キャストであった。主演ビートたけしの好演が光ったが、観ていて竜頭蛇尾の感がした。今度原作を買って読んでみるつもりである。第三に良いことは、己を見つめることである。フトンの中で寝ていたのでは大した自省はできないが、それでもたまには自分が最近やっていることをこれで良いのかと考えてみることは良いことである。第四に…、まぁ、このくらいにしておこう(笑)。やはり風邪はひかない方がよい。
あまり本も読めない。テレビもツマらないとなるとインターネットでブログでもみたくなる。しかし、休日はブログなども更新していないものが多い。だが、テレビや新聞などで政治ネタがないときこそ、インターネットで発信するモノが読まれるチャンスなのかもしれない。少なくとも私の永田町徒然草は休まなかった(笑)。でも、インターネットを見る人も休日は明らかに少ないことも事実である。土日にアクセスが少ないというのは、私が8年前にWebサイトを開設したときから一貫して変わらない。
かつては、まだパソコンをもっている人が少なかった。会社のパソコンで見る人が多いのではないかと思っていたが、これだけパソコンが普及したというのにやはりそういう事情があるのだろうか。土日は、行楽などに出かける人が多いということも原因であろう。私のWebマスターの意見はそうである。しかし、政治人間である私は、どうしてもそう思いたくないのである。私などは土日こそ本当はアクセスが増えなければならないと思っているのだ。だがこの8年間土日アクセスが少ないことは一貫して変わらない。やはりWebマスターの意見が正しいのだろうか……(苦笑)。
こうした傾向は、なにも私のWebサイトだけではないようである。私はこの半年間ホームページにアクセスカウンターがある4つのWebサイトの数値を記録している。すなわち、菅直人の公式サイト、江田五月 新たな出発、MORITA RESEACH INSTITUTE CO.,LTD 、平成海援隊 Discussion BBS政治議論室である。これらのWebサイトも土日は明らかにアクセス数が落ちる。これらのWebサイトの政治的傾向は、だいたい同じである。ということは、このような政治的傾向の人々の政治行動の傾向が窺えるということにならないだろうか。
政治的人間として結論から言おう。この逆の傾向になったとき、反自公“合体”政権の人々のポテンシャルが高いということである。念のために今年7月の白川サイトのアクセス状況を調べてみたが、土日の方がアクセスが多かった。私の独断ではないようである。寒くなったせいか、反自公“合体”政権という熱気が少し冷えているようである。そんなことは良くない。春に一斉に芽吹く樹木は、冬の間にもシッカリとエネルギーを蓄えているのである。毎日毎日生起する政治現象の中に、考えなければならないこと、怒らなければならないこと、力強い動きなどが沢山ある。
私はこうした問題意識をもって、永田町徒然草を書いている。またアクセス状況などを見ながら、反自公“合体”体制の動きやポテンシャルも視ている。政治的感性は、いつも磨いていないとイザという時に過ちを犯すのである。ちょっとしたことに大きな流れを予測する力をもたなければならないのである。だから政治は難しい。しかし、そこがまた面白いところである。自公“合体”政権は過去に手に入れた3分の2に拘泥して、新しい政治状況に対処する仕方を見出そうとしていない。チャンスである。反自公側は、新しい政治状況に対処する術(すべ)を身に付けなければならない。私のサイトは、そのためにある。
それでは、また明日。