それぞれのお盆・夏休み
14年08月16日
No.1689
先週の土曜日(8月9日)から、明日の日曜日(17日)までの間に、ほとんどの人は、それぞれのお盆・夏休みを過ごすのではないか。私も、8月8日の夕方から郷里十日町市に帰り、恒例となっているお墓掃除を済ませ、元気な姉たちとお墓参りをした。いちばん年上の姉は、91歳だ。一年ぶりに会った姉は、耳が遠くなり、ほとんど会話などできない状態だが、足腰と食欲が衰えていないのには驚いた。
お墓参りを済ませた8月9日の夜は、近くの松之山温泉に姉たちと泊り、翌10日は、念願の法師温泉に、姉や甥たちと泊まった。法師温泉は、上原謙と高峰三枝子のポスターで話題になった温泉だ。グリーン車を使ったフルムーン旅行の宣伝で、旅館の玄関に貼ってあったが、時代は“国鉄”だった。私はこのポスター以前に二度、友人と車で行ったことがある。40年ぶりの訪問だが、鄙びた、実に良い温泉であった。
私の夏休みは、8月9日と10日の二日だけだったが、私は、それで満足している。私の現在の仕事は債務整理であり、借金で困っている人々や悩んでいる人々の相談にのることなのである。お盆であろうが、夏休みであろうが、借金は追いかけてくる。借金で悩んでいる人がいる限り、私は休んでいる訳にはいかないのだ。事務所のスタッフも、同じだ。日程を調整しあって、私と一緒に、暑い中を頑張っている。
「地獄の釜もお盆は閉じる」と言われた。だから、お盆に2~3日休むのは、かなり前からあったのではないか。私の子供の頃も、お盆は2~3日休みだった。現在は、どうなのだろうか。有給休暇などを取って、1週間休む人はかなり多いようだ。しかし、1週間きちんと夏休みがとれる人は、結構恵まれている人たちだと私は思っている。非正規社員の場合、休んだら賃金が出ない。また、1週間も休みを取りたいなどと言えば、会社がどういう態度をとるか、分かったものではないからだ。
アメリカやヨーロッパのように、普通の勤労者が1ヶ月近くのバカンスを取れるは、やはり恵まれていると考えるべきなのではないか。わが国で、普通の勤労者が1ヶ月の夏休みが取れるようになるのには、100年くらいかかるかもしれない。まぁ、当面は、10日間くらいの夏休みを、普通の勤労者が取れるようにすることではないか。安倍首相は、民間の経済活動に口を挟むのが好きだが、まずはこのくらい、実現してみたらどうだ。
今日は、東京でも久しぶりに夕立があった。全国的には、雨の所が多かったようだ。今日の甲子園の試合は、泥んこ合戦のようだった。だが、甲子園の高校野球は、そう簡単にドーム球場にならないと思うのだが…。暑い夏も、あと10日くらいだ。夜、散歩に出かけると、小さいが蟲の音を耳にする。秋は、間違いなく近づいている。今年の秋は、安倍首相とその仲間によって壊されてしまった日本を立て直すために、国民は、真剣に考えなければならない
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。