たまにはボヤキを。
07年03月29日
No.379
昨日あたりからようやく普通に動けれようになった。10日間以上の休みは、いくら天下の素浪人といえどもいくつかの面で支障が出ている。いま10日間の空白を取り戻しているところだ。仕事で人と会うというのは、たいへんなことではあるがエキサイティングなことでもある。やはり仕事はしなければならない。仕事は、人間を進歩させる。
毎日、この永田町徒然草を書くことも私の大事な仕事であることはいうまでもない。こちらの方は、インフルエンザで休んでいたときの方がかえってやり易かった。それはテレビのニュースを観る時間があったからだ。いわゆる仕事をするとなるとどうしても外に出なければならなくなり、テレビでニュースを観ることができなくなる。テレビ報道の質はこの際あえて問題にしない。テレビ報道を観ないことには、その日いったいどういうことがあったかも判らない。それが判らないことには、何を書くことが必要であるかも決まらない。昨日あったことでコメントすべきことがあれば、できればそれを書きたいと思っているからだ。
インターネットの優れたところは、速報性である。リアルタイムで発信しようと思えば、それもできないことがない位だ。しかも現在考えられる中では、費用もいちばん安い。私の書いたものは、2~3日以内に約1万人の方々から読んでもらえる。もしこれを郵送しようとすれば一体いくら必要か考えてもらえば、そのことは判る筈である。30数年前、私はガリ版刷りのビラを作りこれを撒いて、私の考えを訴えた。それは、自民党の政治家としては異例のことであった。しかし、これとてけっこうお金と労力が必要だったのである。政治家は、自分の考えを訴えることが仕事なのである。訴えるものがある政治家にとって、インターネットほど安くて速報性のあるメディアはないのである。
インターネットを通じて政治的意見を発信する以上、速報性ということをいちばん大事にしなければならないと心掛けてから約1ヶ月になる。読者の方もそのことを察して下さり、お陰さまでアクセス数は着実に増えている。ブタでさえ、おだてれば木に登るという。政治家も似たようなところがある。テーマさえあれば、それに関するコメントはだいたい書けるが、昨日のように朝早く出かけて、夜の報道番組が終った後帰ってきたのでは、書かなければならないテーマが見つからない。そのことがいちばん辛い。昨日はちょっと長かったので、今日はちょっとボヤキをいって筆をおく。
それでは、また明日。