夏は来ぬ。
13年08月04日
No.1597
いよいよ、夏本番の8月となった。「この暑さは、まだ続くんですかねェ」などという人がいるが、日本ではそもそも、8月が夏本番なのだ。私が子供の頃、夏休みは8月1日から8月31日だった。8月は、やはり暑かった。その中で、私たちは夏休みを過ごした。大人たちは仕事に忙しく、子供の夏休みなどに付き合っている暇などなかった。子供たちは、自分の力で夏休みを過ごしたものだ。野や山や川などで、いろいろなことをして夏休みを過ごした。何をした訳ではないが、夏休みの思い出が懐かしく思い出される。
私の今年の夏休みは、郷里の墓参りを兼ねた帰省しか、予定はない。8月10~11日の、2日間の予定だ。私は、現在やっている債務整理の仕事が好きだし、それなりの使命を感じているが、東京を離れることができないのが、つらいといえばつらい。しかし、いかなる仕事にも、苦労やつらさはあるものだ。だから、私は弱音を吐くつもりはない。東京を離れることができなくとも、それなりの過ごし方を考えれれば、けっこう楽しい夏を過ごせる筈だ。
ほうぼうで、局地的豪雨が大きな被害をもたらした。しかし、関東の水がめは60%台で、水不足が懸念されている。なかなか、思うようにいかないものだ。自然環境が大きく変わった時の人間など、無力なものだ。改めて、人間とは自然に生かされている存在なのだと、痛感させられる。しかし、日本の自然など、恵まれてる。暑い暑いといっても、東南アジアや中東で生きている人々に思いを致せば、大したことではない。
その、アラブ中東のシリアとエジプトの情勢に、私は注目している。シリアでは、もう2年くらい内戦状態が続いており、多くの犠牲者が出ている。国連や先進国諸国の努力も、一向に功を奏さない。エジプトも、大事に至らなければ良いのだが…。わが国では、いまのところこのような暴力的政治情勢は起きないであろう。しかし、圧倒的多数をもった自公“合体”政権が、何をするか分からない。自公“合体”政権が、本性を剥きだして国民いじめを行い始めた。わが国の国民も、相当に苦労するぞ。
日本において、この3年間は、国民が政治権力との関わり合いを改めて見直すべき期間となるのではないか。言葉を変えていえば、民主主義とは何かを問い直して考える時になる、ということだ。4年前の民主党政権が誕生した時、国民には自らの権力を勝ち取ったという高揚感があった。圧倒的多数を獲得した自公“合体”政権にも、これを支持した国民にも、政治権力を勝ち取ったという高揚感や満足感はないであろう。国民にとっての選挙とは何かを考えねばならぬ時がきたのだ。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。