大関相撲…!?
09年09月22日
No.1296
今日も大相撲を観ながら休日を過ごした。長い休みが続くので、いささか時間を持て余し気味である。ところで一勝で朝青龍を追っていた琴光喜と琴欧州が敗れた。優勝は両横綱に絞られてきた。相撲に強いことと優勝を手にすることは、どうも別のようである。これが15日間で優勝を争う大相撲の難しいところだ。
ところで大相撲観戦の面白さは優勝争いだけではない。幕内からの取組みは、一番一番それぞれの見所がある。長い間相撲を見てきた者でなければ分からない楽しさである。魁皇が琴欧州を破った。その結果、魁皇は大相撲戦歴の勝ち星が史上第二位となった。第一位は千代の富士である。魁皇は今場所たぶん勝ち越せるであろう。九州場所は魁皇の御当地場所である。魁皇ファンとしては、大関で今年の九州場所を務めさせたいと願っている。
本来、大関というのは番付の最高位なのである。横綱というのは大関の中の特別な称号に過ぎないのである。土俵入りをすることを許された大関なのそうだ。だから大関は大関らしい相撲を取らなければならないのである。カド番を繰り返すようでは大関相撲とは言えないのである。“横綱相撲”という表現は相撲以外でもよく使われるが、相撲の世界で“大関相撲”と横綱相撲は同意義なのである。
政治の世界でも“大臣”とか“総理大臣”というのは、特別の意味をもっていた。総理大臣や大臣の発言は、横綱相撲や大関相撲と同じような意味合いをもっていた。しかし、この十数年の間にそのような重さは全く無くなってしまった。特に自公“合体”政権の時代、総理大臣や大臣の発言と行動が地に落ちた。新政権の総理大臣や大臣は同じような愚を犯さないで欲しいと念じる今日この頃である。
それでは、また。
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