白昼堂々の権力犯罪!?
09年03月27日
No.1123
東京都内の桜はもう咲いているのに、一昨日の朝は雪が舞った。今日の太平洋側は天気が良いが、私の故郷・新潟県や日本海側の地方では雪が降るという。本当の春はなかなか来てくれない。小沢氏や民主党もなかなか厳しいようだ。今日、小沢氏は民主党代議士会などで続投への理解を求めるという。まずは次の記事をご覧いただきたい。
小沢代表続投「納得できず」68%
読売新聞社が25日午後から26日夜にかけて実施した緊急全国世論調査(電話方式)によると、民主党の小沢代表が公設第1秘書の起訴後も続投することに「納得できない」は68%で、「納得できる」22%を大きく上回った。
麻生首相と小沢氏のどちらが首相にふさわしいかでは、麻生氏を挙げた人が32%と小沢氏の23%を上回り、3月6~8日の前回調査から逆転した。次期衆院比例選の投票先も、民主は31%(前回比3ポイント減)で自民31%(同7ポイント増)に並ばれた。続投への厳しい世論が明確になったことで、民主党内の「小沢降ろし」が活発化しそうだ。
自らの資金管理団体を巡る今回の政治資金規正法違反事件について、小沢氏が説明責任を果たしているとは思わない人は84%に達した。民主党が小沢氏の続投を了承したことについても「理解できない」65%が「理解できる」26%を大きく上回った。
民主支持層に限ってみると、小沢氏続投に「納得できる」は48%で、「納得できない」44%より多かった。党としての続投了承も「理解できる」が51%で、「理解できない」の42%より多数派だった。ただ、事件について小沢氏が説明責任を果たしているとは思わない人は、民主支持層でも70%に達した。
「麻生首相と小沢氏のどちらが首相にふさわしいと思うか」との質問で、麻生氏が小沢氏を上回ったのは2008年11月調査以来だ。また、今回調査で「民主党代表に誰がふさわしいか」を聞いたところ、岡田克也副代表が19%でトップとなり、菅代表代行17%が僅差(きんさ)で続いた。小沢氏は9%にとどまり、前原誠司副代表16%、鳩山幹事長13%を下回る5番手だった。民主支持層では〈1〉小沢氏23%〈2〉菅氏21%〈3〉岡田氏19%--の順だったが、有権者全体に向けた「選挙の顔」としての小沢氏への期待はしぼんだ格好だ。
次期衆院選後の望ましい政権の枠組みでは「政界再編による新しい枠組み」が39%(前回39%)で、「自民と民主による大連立」21%(同25%)、「民主中心」16%(同17%)、「自民中心」15%(同12%)が続いた。
<読売新聞3月26日21時15分配信 >
流石(さすが)は『讀賣新聞』。このような世論調査を何と呼べばよいのだろうか。世論を誘導するための世論調査!? 自公“合体”体制の、自公“合体”体制による、自公“合体”体制のための世論調査!? 民主党を撹乱のための世論調査!? ……。
この世論調査の意図と目的は明白である。数値を操作したとはいわないが、この調査日にこのような世論調査を実施すれば、このような数値が出てくることは専門家ならばおおよその予測はできる。これを世論調査に表れた国民の声だと謳って1000万部の新聞で書き立てれば、意図する世論を作り出すのに役立つことは明らかだ。マスコミを駆使した自公“合体”体制の権力犯罪は、手を変え品を変え白昼堂々と進行中なのである。
この権力犯罪は、白昼堂々と行われる。というより白昼堂々行うからこそ効果覿面(てきめん)なのである。できるだけマスコミに出て世論受けするパフォーマンスをしていれば選挙に勝てるという手法では、この権力犯罪に勝つことなどできない。髪を振り乱し必死に闘わなければ活路は生まれない。いつも紹介している『平成海援隊 Discussion BBS政治議論室』の書込みに、私はその姿をみる。アクセスが驚異的に増えている。
それでは、また。