月別アーカイブ: 2013年06月
06月25日 改憲派を右翼反動と呼ぶ理由
No.1585
憲法改正をめぐる“問題”とは?
この連載も今回で10回目となった。そろそろ終わりに差しかかると同時に、いよいよ本題に入る。この連載のタイトルは、憲法講座でもなければ、憲法問題講座でもない。憲法“改正問題”講座としたのは、憲法改正に関する政治的動向やそれに
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06月20日 政権選択の自由の有無とその必要性
No.1583
主権在民と民主主義
主権在民とは、文字通り国民主権のもうひとつのいい方である。これに対して民主主義は、どういうことをいう言葉なのであろうか。民主主義が democracy の訳語であることには争いがない。古典ギリシア語のデモス(demos、人民)とクラティア(kratia、権力・支配)をあわせたデモクラティア(democratia)がデモクラシーの語源である。そうすると民主主義と主権在民は、本来はほとんど同じ意味ということになる。……
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06月16日 「成長戦略」への疑問
No.1582
アベノミクスなるモノは、三本の矢からなるという。第1の矢は「大胆な金融政策」。第2の矢が「機動的な財政政策」。そして、第3の矢は「民間投資を喚起する成長戦略」だと言われている。第1の矢として、バズーカ砲と呼ばれた大胆な金融緩和がなされた。第2の矢としては、大規模な公共事業予算が付けられた。その結果として、確かに円安・株高になったが、最近は、一時ほどの勢いはなくなりつつある。……
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06月14日 天皇制の存続と国民主権をめぐる諸問題
No.1581
国民主権に関する規定は…
本講座も8回となった。テーマは、日本国憲法の三大原則である国民主権にはいる。国民主権についていまさら論ずる必要はないように思う人は多いと思うが、実はこのテーマも憲法制定過程では大きな問題があった。わが国の現在の政治の問題点は、そこに実は遠因があるのではないかという気がしてならないのである。……
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06月09日 改憲派が目論む自衛軍の想定像
No.1580
“自衛軍”の創設を明記する新憲法草案
わが国に存在する軍事組織である自衛隊とは、いわゆる軍隊であるのか、軍隊でないのか。憲法改正により自衛隊は軍隊になるのか、それとも軍隊にはならないのか。自民党の新憲法草案は、現在の自衛隊をどのようなものにしようというのか。念のため第9条関係だけみてみよう。……
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06月06日 平和主義をめぐる憲法状況
No.1578
理想のないところに進歩はない
本稿から“いよいよ”昭和憲法の平和主義について述べる。いよいよと書いたのは、本誌の読者は私がなぜ憲法9条から憲法改正問題を論じなかったのかと怪訝に思っていた方が多かったのではないかと想像するからである。そのような怪訝をあえて承知で、私は基本的人権からまず述べた。それは私の憲法に対する基本的な考え方だし、いわゆる護憲運動なるものがもっている問題点を指摘したかったからである。憲法9条は確かに護憲運動にとって最大の錦の御旗であるが、実は憲法改正を目論む勢力にとっても最も大きな
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