経世会にもっともイジメられた男がついに吼えた!
白川勝彦が野中支配「橋本派」をメッタ斬り!
写真週刊誌「FLASH」4月17日号に私のことが掲載されました。文章もなかなか辛らつでおもしろいものになっています。是非ご一読をどうぞ。
(白川記す)
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僕が「野中広務にもっともイジメられた男」ですか?(笑) まあいいけど、あの程度の男、私は無視してたし、彼も俺には手を出せなかった。もし恫喝なんかされたら、逆にドヤしつけてやったよ。暴力団は表に出たらたいして怖くないんだけど、脅されて内々に事をすませようとするからつけ込まれる。野中や経世会(現・平成研・橋本)の手法はそれと同じですよ。
白川勝彦氏(56)は不敵に笑って言い放った。
自民党の最大派閥、橋本派の重鎮で次期総裁の最有力候補ともいわれている野中広務・前幹事長をこう斬って捨てたのである。
野中は“恫喝政治家”。元国家公安委員長で警察や公安筋の情報が入ってくる。
それを武器に恫喝するという・・・・・。まあ詳しくは知らんけど。
橋本内閣で彼が幹事長代理、私が総務局長という関係だったからよく知っているが、たしかに彼は昔からよく携帯電話でヒソヒソ話をしてましたよ。
「どうもアレは警察が追ってるな」
とか、そういうことをポロッと言う。私も国家公安委員長をやったから分るが、そんな重要な情報を携帯電話なんかで伝えてくるはずがない。ところが彼は、わざわざ他の人間がいる幹事長室でやるわけです。
“は警察に強いんだぞ”
と誇示するかのようにね。
彼は最大派閥の経世会を牛耳っているから、大臣ポストや選挙での後任を武器に逆らわせないようにしている。これも“恫喝”ですね。
恫喝の最たるものは、“創価学会も手勢の一つ。言うことを聞かないと創価学会が敵につくぞ。”という脅しでしょう。
私も創価学会にはやられました。しかし、逆に創価学会がついたら逃げる票もある。
野中が言うほどありがたい“お札”じゃないわけですよ。彼は“恫喝政治家”だが本当に力があるわけじゃない。恫喝の仕方がうまいだけですよ。
その程度の人間を今の自民党は皆恐れおののいている。それが問題なんです。
白川氏と野中氏には因縁がある。昨年夏の総選挙で、白川氏は与党にありながら、徹底的に自公保連立を批判した。
それに対し、野中氏ら党執行部は「除名」や「処分」をちらつかせて激しく対抗。創価学会票が民主党の対立候補に流れたこともあり、
白川氏は僅差で落選した。
昨年11月には、白川氏の盟友・加藤紘一氏による“加藤の乱”が野中執行部による加藤派の分裂工作によって潰された。
その後、白川氏は今年2月に自民党を離脱、新党「自由と希望」を旗揚げして今夏の参院選に打って出ると宣言した。
いま、白川氏が目指すものは「自民党及び自公保体制をつぶすこと」
と言ってのける。幹事長の職を辞してもなお、隠然たる影響をもつ野中氏と、“密室政治”の温床いわれる旧経世会・橋本派に対する批判の舌鋒は当然、容赦ない。
経世会が、なぜ今もそんなに力を持ちつづけているのか。単純ですよ。金も豊富だ。役職をもらえる。選挙でも有利だと。要するに一番大きい集団に入って、うまい汁を吸いたい。主義も主張もない有象無象の輩が集まる。
それは竹下さんが経世界には作った時からの「派是」じゃないでしょうか。問題は、経世会にはいまや自由も民主主義も存在しないということです。上名下服。やくざの集団と同じですよ。その中で恫喝を武器に権力を握ったのが野中です。
その野中氏が時期主層の最有力候補といわれているが・・・・・。
そうですか。(笑) 自民党も、そこまで馬鹿じゃないでしょう。さりとて小泉(純一郎・森派会長)にするほどの勇気もない。仮に小泉さんが出てもツー・レイト(遅すぎる)ですよ。国民の圧倒的多数が支持していた“加藤騒動”のときに森派会長として自ら森首相に引導を渡していれば、自民党改革のきっかけになったかもしれない。
だが、加藤さんを潰す側に回った。小泉さんは政治家にとって一番大切な「鮮度」を失ってしまった。
結論から言うと、無難でおばちゃんにはまだ人気のある橋本(元首相)あたりに落ち着くのかなと思ってますがね。でも、これもツー・レイト。自民党の岩盤ともいわれる千葉県知事選で36.88パーセントという低投票率だったのに何の組織ももたない堂本暁子さん(68)が勝った。国民のほとんどが、もう自民党支配はそれ自体がいやになっている証拠です。院選で自民党は面白いように負ける。断言します。
(市) |