みなさんおばんでございます。最後の畑仕事、囲いの準備など、土曜日のお忙しい中こんなにたくさんの皆様がおいでくださり、ありがとうございます。ちょうど1ヶ月前の9月24日に県庁記者クラブで記者会見を致しました。記者会見は、おそらく新潟では用がない事でありまして、長岡に来たのでありますが、とりあえず長岡グランドホテルに一室を会場に借り、私の長い間支援者だった今年定年退職した方や、昔の秘書が来てくれたものですから、三人で仮事務所から始めた訳です。
今日、このパストラル長岡でこんな立派な会が開いて頂けたのは、本当に皆様方が支えて下さり、後援会を開くのもどれだけ多くの人々が努力しなければできないか、この道30年、かつての民主党、自由党、社会民主党、その三政党の皆様方が今こそ政権交代という旗を掲げて、皆様が支えてくれたから今日の会はあったと、白川勝彦感激し御礼申し上げます。
私は色々な格言が好きなのですが、座右の銘がありまして「雲は龍に従う」です。龍の絵を見ますと回りに雲があります。龍というのは雲がある空にしか天に舞う事しかできないと思いがちですがそうではありません。雲があろうがなかろうが龍は天空に向かって飛び立つ、そうするとそれを支援してくれる方々がある。だから、まず行動を起こす。ある条件が整えば、この条件が整えば、そんな事を言っているうちはなかなか、条件が整わない内に終わってしまう。という事を私は政治家として心がけてきたと思っています。
やはり隣の選挙区から見ず知らずの選挙区に来るというのは、政治家としてひとつの決断です。わずか1ヶ月でありますが、そういう気はしないですね。毎日朝7時半から5区中を駆け回っているうちに、もうこちらが昔からいた所のような、そんな感じがします。誠にこれは昭和51年から一緒に政治活動してきた渡辺秀央先生が道先案内人だったから、こういう風にできたのであります。
渡辺先生と白川は一緒に旧自由党から来たから、民主党と自由党の合併大会に呼ばれたその日に、私は新しい民主党に入党届を出しました。新潟県では、まさに3党一緒にやっていこうという事で、事実上一つの党みたいな形で私の選挙を支えて頂いている訳です。しかし、何故かこの我々に対して悪事をやっている様な雰囲気が民主党本部の中にあるみたいですから、昨日も菅さんに「いったいどうなっているんだ」と手紙を出しましたら、誠実な方ですから1時間もしないうちに菅さんから直接電話をいただきまして「田中真紀子さんの問題があるから決められない、どう言ってくるかわからないから見守りたい」と。「見守るのは良いですが、告示日がせまってるんですから本人に積極的に聞いてみたらいかがですか」と申し上げますと「ご存知の通り難しい人ですから、下手するとやぶへびになるかもしれないから見守る」とおっしゃいました。
「見守るだけでは公示日まで何も喋らないかもしれません。公示日には喋るでしょうが、そうするとこの問題は時間切れなのです。公示の日までに推薦か公認か決めないといけないのだから前日で良いから決めてください」と申し上げた所「とにかく田中真紀子さんがどういう事を言うか聞いてから出ないと決められない」とおっしゃいました。
今回の選挙において、本当に田中真紀子さんが反自民、政権交代という立場なら新潟5区に同じ立場の候補者は2人もいらないです。ここまで来ている訳ですから私が田中真紀子さんのところに行くわけには行かない。それをやるのが野党第一党である菅さんや岡田さんの仕事であると思います。とにかく政治的に難しい問題ですからとおっしゃいますが、総理大臣になればこんな問題は1日に3つ位こなさなければならないんです。菅さんも総理大臣になる男だから悲しい事は言わないで下さい。
政権交代というのは、やはり、ひとつの革命である。私はこう思っております。今回の選挙で野党が正面から政権を勝ち取ると、これは明治維新にも匹敵する革命だと思います。また、戦争に敗れ新しい憲法も次から次へとでき、信じられないような革命が次から次へと行われました。
私は十日町に生まれましたから、農地解放というのはいかに凄まじいものかを肌で知っています。社会主義革命でも農地解放は簡単にできない、社会主義だったソビエトよりも一種の農地をやった。その結果、小作と言う事で本当に苦しんでいた人々が、目を光らせながら、ひとつでも作った物は全部自分の物、当時は日本人の食料はない時代であります。どうすれば米がいっぱい取れるのか、一生懸命農業青年が働いている、それを子供ながらに見ました。それを肌で知っているから、戦後の日本国憲法を制定した事はひとつの革命であると思うのです。
今度はまさに国民が自分の汗水で自分たちの利益を代弁する政権を作る。これが3度目の革命であると思います。今の政権には足らない物がいっぱいある。私も含め民主党にも足らないものもあります。しかし、足らないからといって何もしないでは革命はできないのです。
新潟県における民主党、旧自由党、社民党の連携関係は日本の各県の中で最も進んでいる形だと思います。先程の長部先生、中川先生の話を聞けば、確かに党としてはまだひとつになっていませんが、もう事実上ひとつの党としてやっているのと同じくらい、ある意味では気持ちは通じ合っていると思うのであります。三党の皆様方の一致協力もさる事ながら、実際こおの一ヶ月間に370ヶ所で街頭演説をさせてもらいました。こんなに急速に白川支援の輪が広がって来たのが幸いにも小泉内閣が酷い事をやっているという事に国民が気付いたという事でしょう。確かに今までは騙されていました。あの髪型がベートーベンみたいだとか、オペラや歌舞伎にも詳しいとか、今までのダサい総理大臣に比べてハイカラそうな感じがする訳でありますけれど、選挙になれば髪形で決めるわけにはいかない。
小泉政権には4つの悪い所があります。一つ目は弱者切り捨て、弱い物いじめの政策をやり、そういう日本を作ろうとしている。これが第一の悪政です。二つ目は強引に中小企業を潰しをしているという事。もう10年も不況が続いて苦しいところから不良債権を処理する。これ以上不良債権を作らせないと言う事で不安材料や懸念材料のある会社に対する貸付金を早く引き上げなさいとやっているから中小企業が潰れている。これはまさに貸し剥がしと言われる現象であります。
三つ目は地方を潰すと言う事です。道路財源が余って、一般財源化しようと総理になってすぐに言いましたが、実は総理になる前から言っていたことです。道路財源を一般財源化すると言うと、一見そうかなと思いますが、それをするくらいならガソリン税を半分にするべきです。昭和30年代ならともかく、今は自動車は庶民の足です。東京の人は電車が多いから自動車には殆ど乗りませんが、我々は自動車中心の生活をしております。そしてもうひとつ、心筋梗塞や脳溢血などになった時、すぐに救急車が来てくれる、すぐに良い病院に連れて行ってもらえれば助かる時代になりました。仮に小さな集落に住んでいる方たちであっても、長岡に住んでいる方々と同じ値段の健康保険料を払っているのですから、その権利はあります。その命を守る為にどんな山の中でも無雪道路を作らなくてはならない。効率の問題ではないのです。小泉さんに無駄な公共事業と言われる筋合いはありません。
4つ目は卑屈なまでの対米従属外交です。私は高校2年生の時にアメリカに行きました。アメリカと言う国は好きですが、だからといってアメリカの全てが正しいと思わないし、真似しようとも思いません。だが、小泉さんはともかくブッシュさんの言う事を聞いていれば間違いはないという考えです。だからブッシュがイラク攻撃をするといえば、わかりました、それまでは国連で話をする。今は選挙前だから黙っていますが選挙が終わればただちに自衛隊をイラクに送る。この前ブッシュさんがきたらどうぞ、先導隊をどうぞ。この前年金を下げましたがあれだけ下げても国の財源は900億円助かるだけです。それなのにブッシュさんには1600億円出すというこの感覚、皆さん許せますか。私は許せない。
日本には憲法第9条というものがあります。日本の自衛隊はあくまでも自衛隊ですから、海上自衛隊には航空母艦がない。作ったり買ったりする力や金がない訳ではない。航空母艦とは戦闘機を積んで他国を攻撃するための物です。小泉さんは自衛隊を軍隊、軍隊を自衛隊と言っているから世の中が乱れてくる。乱れているのはあなたの頭だと言いたい。
対米従属外交、私も長年自民党をみてきましたが、小泉内閣だけは許せない。日本は世界第2位の経済大国ですが小泉さんを見ているとアメリカの植民地みたいな感じがします。
私はこの四つが小泉さんの悪政だと思います。
マスコミ等は小泉さんを道路族や郵政族と戦う改革派だと言っていますが冗談ではない。小泉さんは代議士から総理大臣になった今も、銀行と保険業界の利益を代弁する典型的な族議員です。
そして小泉さんの政治資金は90%銀行業界の系統なんです。郵政民営化の件も正しければ大臣の時にできたはずですが、誰も応援する人がいなかった。総理大臣になってから、この機を逃せばもう郵政民営化などできないと思っているからやっているだけです。民主党に政権担当能力があるかと言われますが、あります。自民党程度の政権担当能力はあります。だって自民党の政治は役人が書いた原稿を棒読みし、役人が書いたシナリオをやっているだけなんですから。しかしそれだけでなく、皆さんの力を得て政・官・業癒着の政権交代を倒す。別の内閣を作った以上、役人に鼻面を引き回されるのではなく、鼻面を引き回す大臣や総理大臣がいる、そういう内閣にします。
東京で励ます会をやってもらいましたが、自治大臣時代の次官が全員来てくれました。そういう白川勝彦や渡辺秀央先生、役人に振り回されず、振り回す大臣がいる内閣こそ政権交代に相応しい。私の政治の原点は何か、やはり政治と言う物は、真面目に真剣に生きようという人たちに対して暖かい手を差し伸べる、そういう人達がきちんと報われる社会を作る事にあると思っています。
私は長岡の新潟のもう一つの極にしなければならないと思っています。新潟県では新潟市に一極集中していますが、長岡から小千谷、十日町、東頚城、魚沼、柏崎、上越には100万の人々が住んでいます。全国で100万人未満の県は7つありますが、長岡はそれらの県の県庁所在地くらいの都市になれるんだし、ならなければいけません。それが私のライフワークで渡辺先生や地元の先生方のご指導をいただきながら一緒になってやって行きます。
坂本竜馬や高杉晋作が飛び出したように、この白川勝彦も飛び出していけば、必ずこの新潟5区のみなさんが白川を見殺しにするはずはないと思っています。どうか皆さんのお力添えを心からお願い申し上げます。
長岡秀央会青年部 内山 正行 代表
それでは、白川先生のご当選を目指して頑張ろう三唱を行います。
頑張ろう!! 頑張ろう!! 頑張ろう!! (拍手)