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白川・上柳 放送対談中の表情写真

ごごばん! デイリースペシャル 〜法律クリニック〜 2012年1月24日 火曜日 (第49回)

テーマ
「マイホームを手放さずに債務整理をしたい。良い方法はありますか?」

話者名話の内容
上柳毎週火曜日のこの時間は、ごごばん!リスナーのあなたの「法律の問題」についてお話を伺っています、「ごごばん! 法律クリニック」。スタジオには、白川勝彦法律事務所所長、弁護士歴40年の白川勝彦弁護士です。今週も宜しくお願い致します。
白川宜しくどうぞ、お願い致します。
増山宜しくお願い致します。
話者名話の内容
上柳では早速、今日の相談内容です。今日は、匿名の男性、50歳の方からのメールです。
増山
35年ローンを組んで、マイホームを手に入れたのはいいのですが、20年目を迎えて3年、不況もあって、定期昇給なし。さらに、ボーナスがカットされるという状況になりました。なんとか消費者金融などから借金をし、頑張ってきましたが、子供の進学などもあり、家計はどんどん厳しくなってきました。今後も、業績が上がるとは思えないので、家を手放すことも考えてはいるのですが … せっかくのマイホーム、失いたくはありません。何か、良い方法はないでしょうか?
上柳給料が右肩上がりに上がっていく時代、ボーナスもある程度は期待できるという時代にローンを組んでしまって、ボーナスでの支払い割合を大きくしちゃった方が、ボーナスカットになって…。苦しんでいる方、いっぱいいらっしゃいますよね。
白川いっぱいおりますね。非常に深刻な問題ですよね。
上柳深刻ですよね。どうしたらいいですかね。
白川今日は、こういう方のために、あまり聞いたことがない便利な制度がありますので、紹介したいと思います。
この制度自身が2001年に出来たわけですから、まだ10年くらいだから、知らない方がいても当たり前の話なんです。ただ、この機会にぜひ知っておいてもらいたいと思うんです。
まず、この問題を考える場合に、住宅ローンの月々の支払いを、自分の今の収入の中で払っていけるかどうか ── 例えば、給料が20万しかないのに20万の住宅ローンというのは、元々それ自体が無理ですよね。しかし、家を手放したらどこか借りなくてはいけませんので、そういう場合も含めて考えなくてはいけないと思うんです。
それから、今話した、ボーナス併用という返済がありますよね。その場合は、月々に直してみて、自分の収入の中で、住宅ローンそのものは返せるのかどうか。まず、他の借金とは問題を分けて考えなくてはいけないと思うんですね。
こういう例をいっぱいやっているんですが、昔の住宅ローン ─ 現在の住宅支援機構というのでしょうか、そういうところから借りている場合なんかは、その家を手放して、同じような家を借りたらどのくらいかかるかというと、実は、そんなに差が無いという人が多いんですよね。と、いうことは、結局、家を手放してどこか借りたとしても、返さなくちゃいけないでしょ。住宅ローンは長くかかって、この人の場合は、あと15年しか残っていないんですから。『まだ15年』という考え方もあるかもしれませんが、もう20年は払ってきたわけですから。家賃は何十年払おうが、自分のものになりませんよね。しかし、いずれは自分のものになるわけですから、家賃と同じぐらいだったら、住宅ローンは、借りていると思えば気が楽なんですよね。『どうせ、アパートの家賃を払う』と思えば。ならば、それ自体はいいということなんですよね。
こういう人の場合、月々の収入が20万しかないのに住宅ローンが15万だと。残りの5万で生活しなくちゃいけないというのは、もともと無理があると思うんですね。そういう方の場合は、分を過ぎた家に住んでいるということになるわけですから、ある面では、家を手放して、もっと安い住宅費にするというのは、考えなくてはならないと思います。
ただし、今はローンで買った住宅の価値そのものがガクンと落ちてますから、そうすると、手放してもまだ、元金はあんまり返してないもんだから、ローン残が1000万残ったとか、1500万残ったとか。その場合は、ローン残についてはどうするかというのは、色んな方法 ─ 破産とか、そういうのもあるかもわかりませんが。
ただ、月々のお給料に見合わないローンというのは、所詮は分に過ぎているわけだから、それは、手放さざるを得ないと思うんですね。
ところが、具体的に話すと、住宅ローンの残がまだ1000万ある、と。ところが、他の借金が700万ある、と … こういうケースが、この方の場合、住宅ローンを払うために他から借りたとかありましたから、そのために増えたのかもわかりませんよね。こういう人のケースの場合、どういう方法があるかというと、住宅ローンはそのまま払うけども、他の借金については、おおむね5分の1にしてもらうという、便利な制度があるんです。そうすると、700万円だとすると、月々金利を付けて払うと13万円くらいになります。ところが、もし5分の1にしてもらって民事再生含めますと、弁護士費用含めても、5万円くらいで済みますから。そうすると、月々のローンプラス今十何万払っているものが、5万円になるというのであれば、あるいは、生活できるのであるならば、こういう方のために、民事再生 ── 正式には『小規模個人再生』というんですけども…。
上柳『小規模個人再生』というのがあるんですか。
白川あるんです。小規模個人再生といいましてね。住宅ローンの特則がある場合は、住宅ローンはそのまま払うけども、他は減らして欲しいというのを、民事再生とか小規模個人再生というんです。これは、出来てまだ10年目くらいなので知られていないんですが …… これをやると、なんとか返済が可能になるという人が殆どです。
で、住宅ローンも債権者の一人ですよね。残りの700万も別の債権者。700万の方は5分の1近くに圧縮しちゃう、と。一方、住宅ローンはそのまま払うのはなぜかというと、一つは、住宅ローンというのは、さっき言ったとおり、長期ですよね。例えば、25年とか30年。最近は、35年なんていうのがあります。それから、金利が安いですよね。消費者金融などに比べると、全然安いです。それから、住宅というのは、どなたにとっても必要不可欠なものですから。それで、『住宅ローン特則』というのがつけた、『住宅ローンはそのまま払うけども、他はまけてあげましょう』という、この個人再生という制度 ─ あるいは、民事再生個人版といってもいいんですが ─ これは、非常に便利な制度です。
上柳これはやはり、裁判所が認めてくれるんですか?
白川他の借金を5分の1近くに圧縮するわけですから、どうしても、裁判を申し立てて、裁判所の力を借りないといけません。人の債務を圧縮するので。それは別に、悪いことをしたという意味ではなくて、そういうことをしたことがありますというのは、今後、その人と取引する人が知っておいた方がいいことだから、官報に載ります。ただ、別に罰則だとかそういうのではありません。『今後、他の取引をする人もいるから、官報に載る』と、いうことですから。破産とは、基本的に意味合いが違うと思います。
上柳小規模個人再生ですね。これは、本当に困った時には、弁護士の方に相談するというのがいいですね。
白川私はこれから、債務整理の主流になる制度だと思います。
上柳そうですか … 分かりました。お時間でございます。今日も、ありがとうございました。白川勝彦弁護士でした。
増山ありがとうございました。

上柳昌彦氏・ 増山さやか氏 = ニッポン放送アナウンサー (文中敬称略) | 第48回 | TOP[t] | 第50回

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