数字で表せないマニフェスト
09年04月20日
No.1147
日曜日とは“いいもの”である。昨日は特に宿題もなく、のんびりと過ごした。そのためか、今朝は6時半に爽やかに目覚めた。私は朝風呂派である。髭が濃いため風呂上りのシェービング、髪はシャンプーをしてドライヤーでセット。これが私にはいちばん良いのである。“斎戒沐浴して仕事に出かける”というほどのものではないが、気分は確かに改まる。
エプリルフールの4月1日以来、私は敢えて小沢問題に触れてこなかった。昨日久しぶりに「民主党に問われていること」と題する小論を掲載した。私は民主党がいつこのことに気付くのか注目してきたが、一向にその気配は見えてこなかった。業を煮やしてそのことを指摘したのだが、たぶん大した変化は現れないであろう(嗚呼)。そんなことは分かっているつもりである。しかし、やはり指摘しておかなければならない。民主党のためにならないからである。
これは、大袈裟にいえば“政権構想力”の問題なのである。政権構想力というと多くの人々はマニフェストを思い浮かべる。最近の若い政治家は、マニフェスト大好きである。民主党の若手には特に多いようだ。バラ色の数字も結構である。しかし、数字で表すことのできない政権の姿も大切なのである。いやそれこそ“本当のマニフェスト”なのである。民主党は本当に庶民の味方なのか、多くの国民はまだこのことの確信をもっていない。
昨年の今ごろ、“30兆円の白昼堂々の強奪”があった。しかし、民主党は“体を張って”抵抗してくれなかった。道路特定財源の一般財源化などという訳の分からないことでアヤウヤになっている。民主党が政権を獲ったら30兆円を取り戻してくれるという確かなメッセージはその後も現在も伝わってこない。あれほどお年寄りを怒らせた“後期高齢者医療制度”をどうするのかも伝わってこない。お年寄りに分かりやすいように示さなければ、マスゾエとかいうペテン師に騙されてしまうぞ!
昨日の永田町徒然草No.1146「民主党に問われていること」はかなり長い。貼り付けた記事を含めるとかなりの分量になる。読者の全部が毎日アクセスする訳ではないので、今日はこのくらいにしておこう。少なくとも昨日の永田町徒然草は読んでいただきたい。私としては、渾身の想いを込めて書いたのだ。
それでは、また。