“政治”論とは・・・!?
08年10月04日
No.950
昨日も爽やかな秋晴れの日だった。今日も東京は晴れだという。このように3日間も晴れの日が続くのは、実に久しぶりのことである。お盆過ぎからの東京は、本当に雨の日が多かった。せめて“爽やかな秋の日”は続いて欲しい。万感の想いを込めて、私はそう願う。
「政治の目標は、“爽やかな秋晴れのような社会”をつくることだ」と私は考えている。30歳から政治活動をはじめて17~18年、平成4年ころから私はこのような考えに達し、パンフレットや演説でそのような表現を使うようになった。これは単なるキャッチフレーズではない。私の政治思想を表すものである。だから「政治の目標は?」と問われれば、私はいまでも躊躇なくそう答える。「“爽やかな秋晴れの日のような社会”を作ることとは、どういうことか」を述べ始めれば、かなり長くなる。今日は勘弁してもらいたい。
衆院選 補正日程協議不調
――9日解散断念 『11・2投票』ずれ込み衆院解散・総選挙の日程が二日、与党が想定していた「十月二十一日公示-十一月二日投票」からずれ込む見通しになった。二〇〇八年度補正予算案審議の日程をめぐる与野党協議が不調に終わり、与党が目指してきた九日の補正予算成立-衆院解散は断念に追い込まれたためだ。与党では、一、二週間程度ずれ込むとの観測が広がっている。
麻生太郎首相は二日午前の参院本会議で「衆院解散という政局より景気対策などの政策を実現したい」と強調。夜には官邸で記者団に「補正予算は成立させる」と明言した。
一方、与野党は午後の衆院予算委員会理事会で、補正予算案審議を六、七両日行うことで合意したものの、自民党が八日の委員会採決も提案したのに対し、野党は回答を留保した。
委員会採決の日程が決まらなかったことから、成立は十二日からの週以降にずれ込む公算になった。
自民党の細田博之幹事長は二日午後のテレビ番組で、十一月二日投票について「若干延びる可能性は出てきた」と指摘した。
与党には選挙情勢が厳しいことから、年明けも含めて大幅に先送りすべきだ、とする意見もあるが、自民党幹部は年末以降まで衆院選がずれ込むことは「考えてはいない」と述べた。
2008年10月3日付の『東京新聞』朝刊の記事である。解散総選挙に関する日程は、こんなところに尽きるのであろう。11月2日総選挙はまだ完全に消えた訳ではない。多分延びるのであろう。しかし、“若干”なのである。若干とは、1~2週間と考えるのが普通なのであろう。だが、11月9日は先負だし、11月16日は仏滅だ。11月23日は大安である。公明党・創価学会が大好きな3連休の中日(なかび)でもある。
ど派手な総裁選をやっていたころ自公“合体”政権が考えていた日程は、10月26日投票日であった。その目論見(もくろみ)からは約1ヶ月の遅れである。1ヶ月の遅れは自公“合体”政権にとっては痛い。永田町徒然草No.935「なに、10月3日解散だと・・・!?」を書いたのは、畢竟11月26日投票日を延ばしたかったからである。民主党を中心とする野党に不利だと私は考えた。しかし、野党にとって不利だからと言ったのでは、政治論にならない。多少苦しい屁理屈をつけてでも延ばすことが、“政治”論である。それなりの苦労をしているのである。
それでは、また。