白川勝彦の“最後の果たし状”
08年10月03日
No.949
昨日の正午過ぎ、出版社から「いま、本が届きました」との電話が入った。今回発刊する第1弾の『自公連立解体論』である。原稿などは何度も校正しているが、やはり出来上がった本の実物を早く手にしたかった。ちょうど事務所にきた友人に取りに行ってもらった。2時過ぎ300冊の本が白川勝彦法律事務所に届いた。産まれたわが子を抱く想いである・・・。
知り合いの国会議員に電話をすると今晩たまたま若い国会議員の会があるという。だったら、「皆さんにぜひ読んで欲しい」と話したところ、“100冊買います”と言ってくれた。嬉しかったので著者自ら届けることにした。著者にとって自分の本を買って下さる方というのは、特別の人なのである。一昨日の永田町徒然草でお願いしたチラシでの申し込みもかなり届いているという。これも嬉しい。
いつも紹介している平成海援隊BBSに、10月2日の参議院本会議の代表質問で民主党輿石東参院議員会長が政教分離問題について麻生首相に質したという書込みがあった。国会の本会議で政教分離問題について質問がなされたのは、初めてのことではないのか。少なくとも私が国会にいた時にはなかった。麻生首相は「政教分離は宗教法人の政治的活動を排除する趣旨でない」と従来の政府答弁を踏襲した。そんなことで済まされる筈がない。自公“合体”体制が選出した総理大臣は公明党・創価学会問題の当事者であるからだ。
民主党を中心とする野党が、本気で自公“合体”政権と戦おうとするならば公明党・創価学会問題を避けて通る訳にはいかない。その理由は単純である。自民党政権などとうの昔に崩壊しているのである。私たちの眼前にある、そして私たちが戦わなければならない敵は、自公“合体”政権なのである。この単純な事実から目を背ける者は、どこか怪しい。そういう傾向があったので、今回の輿石東参院議員会長の代表質問は画期的である。私は高く評価する。
政教分離とは笑わせる
わが敵、創価学会、公明党との10年戦争
これは『WiLL』10月号に掲載された私の記事に付けられたタイトルである。“10年戦争”とは、私もちょっと驚いた。大袈裟ではないかと感じた(笑)。『自公連立解体論』が出版されるきっかけともなった。
しかし、『自公連立解体論』は、私が自公“合体”政権に突きつけた“最後の果たし状”というのが本当の気持ちである。この本が来るべき戦いの勝利のために役立ててもらえるならば、これに優る喜びはない。
それでは、また。