余人をもって代えがたい人物!?
08年03月09日
No.
昨日はお騒がせをした。私はいまバンコックにいる。今回は友人がタイで取引をするというので、アドバイザーとして同行してきたのである。もちろんこういう問題を専門にしているのは渉外弁護士であるが、私からもどういう点に留意した方がよいか診てもらいたいというので同行した次第である。タイ国への訪問は今回で3回目になる。この前に来たのは確か1999年夏だったと記憶している。だから9年ちょっと前ということになる。
今回の出張の仕事が始まったばかりなので、外を出歩いたり見学した訳ではないので、あまり書くべきことはない。身近なところで、インターネットへの接続の話をしよう。バンコックもインターネットが普及しているようだ。だからWebマスターから接続にはあまり問題ないでしょうといわれた。それで重いのを承知でモバイルのパソコンをもって来たのだが、昨日書いたとおり実際に接続できたのは午後5時過ぎであった。それも私の部屋まで来てもらってようやく可能になったのである。
私はいま無線LANで接続している。このホテルにはビジネスコーナーがあり、そこでは有線で接続できる。それは実に簡単に行われた。日本のホテルと同じ要領であった。しかし、ホテルの自分の部屋では無線LANしか使えないというのだ。そうすると話は急に難しくなる。5時間接続できるクーポンを400バーツ(1200円強)で買って接続するのである。ビジネスコーナーにいる女性からセットしてもらって部屋で操作するとセットしてもらった画像が消えてしまい接続できなくなる。私のパソコンの電池はあまり長くもたないが、ビジネスコーナーから自分の部屋までならもつ。だからセットしてもらった接続に関係する画像はそのままにしておいてインターネットをみている。
電源を切ると同じようにならないので、デスプレーを閉じた状態にして休憩している。電気は消えるのだが、デスプレーを起こすと閉じた状態の画面が現れる。このようにして一晩寝るとどうなるかは起きたときの楽しみである。日本のホテルのようになぜそれぞれの部屋において有線で接続できないかが不明である。私の想像だが、たぶん有線の電話回線が日本ほど普及していないことと関係あるような気がする。10年ほど前に東南アジア諸国を回ったとき、有線の電話網を整備するより無線電話網を整備する方が早くてコストがかからないという話を聞いたことがあるからだ。ちょっと調べてみようと思う。
バンコックの禁煙はかなり徹底している。タクシーでタバコは吸えない。道路でタバコを吸うと罰金を取られるという。灰皿があるところでしか吸えない。ホテルの中も禁煙である(自室では大丈夫だ)。ホテルの入り口には灰皿がおいてあるので、そこで吸う。開放型でないレストランもダメである。外のカフェなどは大丈夫のようだ。ヘビースモーカーの私としては困っている。この前バンコックに来た時そのような苦労をした記憶がないので、この数年のことなのだろう。喫煙者にとって世界は文字通り厳しくなっている。
寒い日本から来たので、やはり暑い。完全な夏の服装をしているので、そんなに暑くはない。夜クーラーを入れると慣れていないので、やはり寒い。昨晩はクーラーは切って寝た。ところでバンコックはいま冬なのであろうか。それとも夏なのであろうか。そういう区別はそもそもないのであろうか。明日訊いて見よう。一昨日の移動疲れとこの暑さのためにさすが昨日は疲れた。早く休むことにする。
日本では日銀総裁の件が揉めているようである。私は経済や金融のことは門外漢なので日銀総裁がどれほど大事なのか知らない。しかし、そんなに大事なことであるのなら、野党が反対といっていた人選をわざわざなぜするのであろうか。日銀総裁が空席になると世界の笑いものになると自公“合体”政権はいっている。だが、そのような人選をした責任は、自公“合体”政権にあると私は思う。武藤氏は余人をもって代えがたいほどの大人物なのだろうか。武藤氏が大財政家という話は聞いたことがない。どちらもお金に絡む役職である。大財政家になれなかった人物が、大金融家である筈がない。政治にも財政にも金融にも人物が少なくなった。
それでは、また。