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霞が関は3分の2が真っ暗 !!

11年03月20日

No.1471

3月19日の土曜日、私は午後3時頃まで白川勝彦法律事務所で通常通りの仕事をした。そして、銀座に出かけた。夜の銀座の見廻りは何度か行ったが、昼間の銀座を見たかったのである。日差しは、もう完全に春のものであった。3連休の初日ということもあり、また計画停電がない報じられていたので、銀座は普通の休日の人混(ひとご)みであった。歩いている人々の表情は明るかった。久しぶりに家族一緒で外出した人々も多かったのではないか。

それから私は、自分の“シマ”である渋谷に出かけた。こちらも、銀座と同じ雰囲気だった。東京メトロ・銀座線の銀座駅から渋谷駅まで行ったのだが、途中で地下鉄内が少し暗い感じがした。外苑前駅で降りて確かめたところ、ホームにもっとも近い所の照明は通常通りだが、それ以外の照明は明らかに間引きされていた。これには驚いた。即写寸言に私が目にした節電の模様をupdateしておいた。

地震の1週間、私はほとんどタクシーで移動していた。だから、地下鉄にはほとんど乗っていなかったのである。タクシー利便は、極めて良い。タクシー運転手に訊くと、地震当日から翌日までは忙しかったが、その後はまったくダメだという。だから私は、少し向きになってタクシーを利用しているのだ。私の移動範囲は、地下鉄の利便も良いが、タクシーでもそんなにカネはかからない。特に霞が関の見廻りは、タクシーが便利なのだ。

渋谷に着いた後、私も久しぶりに休日を楽しんだ。気がついた時には、午後11時を過ぎていた。土曜日の霞が関の見廻りは、止そうと思った。多分、土曜日も同じだろうと思ったからである。菅政権や霞が関の体質がそう簡単に変わると、私は思わないからである。しかし、やはり事実は確かめなければならない。渋谷から霞が関までタクシーをとばした。

いつもの通り、霞が関を廻った。いつもの通り中央省庁のビルは煌々と点っている…と思いきや、割り引いても約3分の2のビルは、真っ暗なのである。電気が消えているではないか。「国難だ、非常事態だ」と騒いでいるが、中央省庁は3分の2はお休みなのだ。こういう時こそ、国のヘッドクォーターは、不眠不休で頑張らなければならない筈だ。財務省に至っては、ほとんど明りは点っていなかった。外務省も、4分の3は真っ暗。電気の点いている部屋では、例によって節電している様子はまったく見えない。私はタクシーを降りて、しばし呆然とせざるを得なかった。そして、悲しくなった。

日付けが変わった午前0時過ぎ、私はいつも利用している東京メトロ・虎ノ門駅から外苑前駅まで、電車で自宅に帰った。照明はかなり大幅に間引きせれているが、通行には全く支障はなかった。まだ半分くらい間引きしても、多分大丈夫であろう。電車内の照明も半分は間引きできると思うが、半分にできない事情があるのかも知れない。

「東京電力には現在でも3400万キロワットの供給能力がある」と、いまテレビで言っていた。4月中に4000万キロワットまで供給能力を増強するというが、寒くなったり、企業が活動を活発にすると、計画停電をせざるを得ないと言っていた。違うだろう。3400万キロワットの電力で経済・社会活動を継続させることが、政府や東京電力の課題なのである。あらゆる努力をして、それを達成することが求めれているのだ。“具体的状況における具体的対策”が、いま求められているのだ。

今日はこのくらいにしておこう。それでは、また。

  • 11年03月20日 02時04分AM 掲載
  • 分類: 2.国内政治

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