政権交代、実現!!
09年08月31日
No.1275
自公“合体”政権が大敗した。政権交代が遂に実現した。わが国の政治史上、初めてといってよい。このような行動を示した国民に敬意を表する。結果はこうなったが、昨日までの選挙戦は苦しかったであろう。300の小選挙区に立候補し頑張っていた各位に心からの敬意と祝意を申し上げる。わが国の政治が動き出す。政治は国民のものである。国民の代表として選らばれた者は、その責任を果たさなければならない。その努力を期待する。
先ほど全国300小選挙区の確定票をみた。実に感無量である。「選挙に不思議な勝ちはあるが、不思議な負けはない」という言がある。大物といわれた多くの自公“合体”政権の候補者が落選した。そういう人々のほとんどと私は面識がある。平成8年10月の小選挙区制に行われた初めての総選挙、私は自民党の総務局長を務めていた関係でいろいろな交渉があった。新進党解党後、自民党に入党してきた多くの議員を見てきた。今回の結果をみていると、“不可解な負けはない”ということを痛感せざるを得ない。
小選挙区から立候補した8人の公明党候補者は全員落選した。比例区も23→21と減少した。実に痛快である。自民党と公明党が“合体”して小選挙区制で戦うことなど、所詮“不自然”で、無理を重ねなければ成り立たないのである。同じことは今回の野党陣営の戦いにも見られた。社民党や国民新党公認で、民主党推薦の候補者は苦戦を強いられた。民主党のひとり勝ちと批判してもはじまらない。いくら連立政権を作るといっても政党が別である以上、有権者はそれなりの判断をせざるを得ないのである。“他山の石”とすべきである。
私が自公“合体”政権との戦いを始めて10年となる。この間、いろいろなことがあり過ぎて、私の想いを述べることなどそう簡単にはできない。それは、私だけはでない筈だ。それぞれの人々のそれぞれの最終決選の結果が、今回の結果を生んだのである。結果に浮かれるのではなく、今日に至る経過に想いをめぐらすことが重要だと思う。とにかく一害は除かれたのだ。一利を興すことは難しいのだ。焦らず慎重に行うことが必要である。
それでは、また。