たじゃくだんごとう
14年11月21日
No.1707
今日午後に、衆議院は解散されるという。今回の解散・総選挙が話題になり始めてからの永田町徒然草で、私が問題にしていたのは、“野党はどうする”ということであった。永田町徒然草No.1704で述べたように、今回の解散など、そもそも“〇〇▲刃物"解散である。論理的に反駁すること自体、そもそも虚しいのだ。しかし、実際に解散となれば、野党も国民も、これと戦わなければならない。当然のことながら、野党は力を合わせて闘わなければ、安倍首相の暴挙を許してしまうことになる。数日前から“たじゃくだんごとう”という言葉が、呪文のように私の心の中を去来している。
みんなの党は、解党することになった。みんなの党は、“おれの党”となってしまった。与党だか野党だか分からなくなったこんな党は、きれいに消えてしまった方が良いのだ。既に、数人は民主党から立候補するという。それで良いのだ。しかし、自公“合体”政権と戦おうとしてしている政党は、外にもまだある。前回の総選挙のようにバラバラに闘ったのでは、結果は明らかであろう。一強多弱と見くびられて、解散を打ってきたのが自公“合体”政権である。だったら多弱と舐められた政党は、ここは、集まるしか仕方がなかろう。そこで必要なのが、“たじゃくだんご党”なのだ。漢字で書ければ、“多弱団子党”である。
自公“合体”政権と戦おうという政党が全部集まって新しい政党を作るのが、いちばん良いに決まっている。しかし、それは口で言うほど簡単ではない。重要なのは、野党が力を合わせて自公“合体”政権と闘うことなのだ。多弱と見くびられた政党が、団子状態となって闘い、自公“合体”政権を、破る ─ “多弱団子党”なのであるから、いろいろなものが混じっていて良いのだ。いろいろなものが混じっているから、団子なのだ。
私の乏しい情報の範囲でも、今回はかなり、いろいろな動きが現にある。一つの動きが、次の動きを生む。多弱が団子状態で進むのだから、
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。