三日見ぬ間の桜かな…!?
10年04月18日
No.1431
風邪騒動が治まってから、私は日々の仕事に専念していた。政界の方は“たちあがれ日本”、“首長新党”そして舛添新党騒動などと賑やかだったが、私は、あまり興味をそそられなかった。私の仕事は、必死なのである。“たかがおカネ、されどおカネ”の債務整理は、依頼する方も受任する方も、必死なのである。いまを必死に生きている人たちの胸を打たない政治など、本物ではない。上記新党騒動には、私の胸に響くモノはどこもなかった。
小選挙区制の母国イギリスでも第三極の政党が台頭し、善戦しているという。アメリカでも、同じような動きがあるようだ。イギリスの総選挙は来月だ。その動向によって、7月に行われるわが国も参議院選挙も大きく影響を受けるであろう。わが国の新党騒動もこうした動きに関連があると思うが、それには、老舗の自民党と民主党の溶解状況とが深く関連しているのではないか。
自民党も民主党も溶解しつつある。民主党などは、それに救われていると高をくくっているようだが、果たしてそうだろうか。“世の中は 3日見ぬ間の桜かな”である。民主党の昨年の総選挙における地滑り的勝利は、艶やかな桜の花のようなものであった。それだけに、散るのも桜の花のように“見事”であるのではないか。民主党の面々は、そうした覚悟をもって現在の政局に対処した方が良いと思う。テレビに映る民主党の面々には、そうした緊張感はほとんど感じられない。
それでは、また。