月別アーカイブ: 2007年02月
02月25日 命取りの細川首相の一言(その2)
No.347
(永田町徒然草No.346からつづく)○白川委員 昭和五十一年にはロッキード事件が起きました。このときはロッキード問題に関する調査特別委員会が設置されました。続いてダグラス・グラマン事件が起きたとき、航空機輸入に関する調査特別委員会が設置されました。また、昭和六十二年、リクルート事件が起きたときは、リクルート問題に関する調査特別委員会が国会に設置されました。しかし、なぜか佐川急便事件のときは、国会にこれは設置されませんでした。……
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02月24日 命取りとなった細川首相の一言
No.346
前3号(No.343~345)で小沢一郎という政治家、亀井静香という政治家がいま命懸けの戦いを始めたことを述べた。国会議員を経験していないとちょっと理解できないことだと思うのであるが、衆議院で3分の2をはるかに超える議席をもつ自公政権と国会内で闘うことは絶望的状況における戦いなのである。杉村某君の頭であろうが何であろうが要するに国会では頭数が絶対なのである。そして国(=国民)は、その頭数ひとつに付き年1億円近くのお金を払うのである。……
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02月23日 亀井氏が投げた賽の政治的意味
No.345
前2編で小沢一郎民主党代表が投げた賽の政治的意味を私は書いた。非常に難しく、かつ厄介な問題であるにもかかわらず、多くの方々が丹念に読んでくれたことに心から感謝申し上げる。自民党や公明党は、小沢氏が多額の不動産を購入したことを執拗に攻撃するであろう。その攻撃は政治資金規正法の本来の趣旨を理解できない国民のかなりの部分にはそれなりの効果をあげるであろう。小沢氏はそのことをあえて覚悟の上、全容を公表したのである。政治家の命懸けの行動を正しく受け止めなければならない。今日は亀井静香国民新党代表が投げた賽の政治的意味を考えてみたい。……
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02月22日 賽は投げられた!(その2)
No.344
昨日、「今日は新聞等もかなり書くであろうからそれらを読んで勉強していてほしい」と結んでおいた。昨晩家に帰って朝日新聞と読売新聞をみたところ、両紙ともまず一面でかなり大きく取り上げ、さらに政治面で詳しく書いていた。これらを読んだ方は多いであろう。それを読んだ方々は、果たしていわゆる「事務所費問題」に一体どのような論点があるのか理解できただろうか。また野党としてはどこを突いていけばいいのか分っただろうか。ここは意外に難しいのである。……
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02月21日 賽(さい)は投げられた!
No.343
昨日民主党の小沢一郎代表が、かねてから疑問を呈されていた「事務所費問題」について記者会見で支出の明細を公表した。後に述べるように3億数千万円の不動産を政治団体が取得することについてはいろいろな議論・反論が今後起こってくるだろう。しかし、小沢氏はそこを公表したのだ。いうならばひとつの勝負に出たのだ。亀井静香国民新党代表代行も永田町徒然草No.336で述べたように安倍首相が池田大作名誉会長にあったのは事実かどうかと質した。専門的にみれば、これはひとつの大きな勝負なのだ。野党の二人の責任者が勝負に出たのである。いうならば賽を投げたのである。さて、今後どう展開するか。……
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02月19日 選挙は執念だ!
No.341
昨日浅野史郎前宮城県知事の都知事選への立候補はなくなったのではないかと私は書いた。そのように書いたのは喫茶店で読んだスポーツ紙に不出馬と大きく報道されていたのがその理由であった。asahi.comによれば “浅野氏「立候補せず」と改めて明言 東京都知事選” 2007年02月18日20時39分とある。それにしてもスポーツ紙の方が一般新聞より早いというのは、どうしてだ。朝日新聞としては自分で早打ちをしたものだから、出馬してもらわないと困るのだろうか。同記事は次のように書いている。……
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02月18日 東京都知事選について
No.340
日曜日である。日曜日に午前7時30分から始まる政治4番組を見るのは、私の10数年の習性となっている。最近ではみる価値はほとんどないが、マスコミの偏向を確かめるために観なければならないと思ってみている。だけど今日はみないつもりだ。今日中にやらなければならないことがいっぱいあるからである。例の政治4番組を観るときっとストレスがたまると同時にまた批判を書かなければならなくなるからである。これは“義をみてせざるは勇なきなり”の類だからである。ところで……
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02月17日 『FORUM21』の連載記事を掲載
No.339
「白川文庫」の雑誌などの執筆論文を紹介するところに、『FORUM21』に連載中の「創価学会党化した自民党」を設けた。これまでいろいろな形でWebサイトで紹介してきた記事を分りやすく読むことができるようになったと思う(2月1日号が郵送の都合で遅れている。早晩補追される)。『FORUM21』は隔週誌である。この前書いたばかりだと思っていると直ぐに〆切のメールが編集者から入る。実はいま3月1日号の原稿をだいたい書き上がったところである。いろいろとそれなりの苦労がある。
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02月13日 平成海援隊BBSへの書込み
No.335
以下は、リンク集にも挙げている平成海援隊BBSに対する私の書込みの抜粋である。若干不用意かつコナレていない表現があるが、BBS(掲示板)への書込みなのでご容赦賜りたい。どのような文脈の中での書込みであるかは、平成海援隊BBSをご覧いただきたい。なお、太字は原文にはないが、ここでは読みやすいように入れた。
Re:民主党に欠けるもの
投稿者---白川勝彦(2007/02/12 12:48:54)……
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02月02日 創価学会党化した自民党(その2)
No.324
民主主義とタブー
(永田町徒然草No.323から続く)「娑婆(しゃば:仏教用語で、人間が現実に住んでいるこの世界―広辞苑)に住んでいる生身の人間などというものは、多かれ少なかれ独善的なものである。そんな人間が作る団体もまた独善的であり、排他的なものであることは否定できない事実である。……
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02月01日 創価学会党化した自民党(その1)
No.323
以下は『FORUM21』2007年2月1日号に掲載された私の論文である。
<タイトル> 排他独善、高じて批判者を抹殺する自民党
「 巨大な政治的な存在――創価学会
私がこれから論じようとするテーマは、「創価学会党化した自民党」である。自由主義政党や社会主義政党の場合、それを分析したり批判しようとしたとき、学問的な一定の概念を用いることができる。しかし……
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