月別アーカイブ: 2007年01月
01月30日 自らの言葉による答弁
No.321
昨日は衆議院で代表質問があった。仕事で外に出ていて、3時過ぎに帰宅してNHKでその模様をちょっと見た。民主党の松本剛明政策調査会長の質問に安倍首相が答弁しているところであった。安倍首相の表情にあまり精細がなかったのが、まず第一の印象であった。競馬ではないが政治家の表情・顔色・物言い・態度などは大切なのだ。それらのすべてが有権者の判断材料となるのである。ところで肝心な答弁の方だが……。
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01月29日 「女性は子どもを産む機械」?
No.320
「女性は子どもを産む機械」なる発言は、しばらくニュースの俎上にあげられるであろう。永田町徒然草No.298で述べたように柳澤代議士は、私が自民党の中でもっとも頭の良い、かつ人格も高潔な政治家として畏敬の念を抱いていた数少ない政治家であった。自民党の政治家の大半は、理論的な話などほとんどできない人が多い。私はかなり理屈ぽっい方だ。だが柳澤氏には、知識や理論では簡単に勝てないものがあった。その彼がなぜこんなデリカシーと見識を失った発言をしたのか?……
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01月27日 恐ろしい所信表明演説
No.318
昨日は朝10時から人に会わなければならなかった。それから4件のスケジュールが入っていた。最後は私が政治活動を始めたときから熱心に応援してもらった支援者と久々に会った。浅草のさる料亭で食事をして、さらにクラブに飲みに行った。帰ってきたときは夜の11時を回っていた。古舘伊知郎の『報道ステーション』はすでに終っていた。ニュースは筑紫哲也の『ニュース23』でみた。安倍首相の所信表明演説の中に非常に気になる部分があった。……
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01月26日 いよいよ国会が始まる
No.317
昨日はほぼ1日中コンピュータと格闘していた。昨日書いたように「即写寸言」を自分でupdateできるようになるために覚悟して向かった。案の定、困難を極めたがWebマスターの逐一の指導を得て、何とかできるようになった気がする。しかし本当に大丈夫かというと自信はない。習うより慣れろでやっていくしかない。これからは更新の回数が増えると思うのでお付き合いを願いたい。ところでいよいよ平成19年の通常国会が昨日召集された。いつまでもコンピュータと格闘をしている訳にもゆかない。……
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01月24日 俗悪な政治番組(その3)
No.315
(永田町徒然草No.313からつづく)中曽根大勲位の後、どんな番組だったのか見ていない。NHKのあまりの馬鹿らしさに腹が立つより悲しくなってそれ以上見る気になれなかったのだろう。ベッドの中でまたウトウトしたようである。いま当日の新聞で確認すると、「どうなる給料・働き方 論客が対決」とある。ホワイトカラー・エグゼンプションか、正規・非正規雇用の問題だろう。けっこうなことではないか。中曽根大勲位の時代がかった説教よりこちらの方がはるかにたいせつである。しかし、それにしてもこれもズレている。……
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01月23日 そのまんま東、当選の意味
No.314
官製談合事件で逮捕・起訴された前知事の辞職に伴う宮崎県知事選挙が、昨日投開票されタレントの「そのまんま東」が当選した。同じ日に山梨・愛媛県知事選も投開票されたが、それらを比較してみるといろいろと面白いことが分る。まず3つの県知事選で民主党にはまったく出番がなかった。というより民主党は候補者擁立すらしなかった。これが日本の政権を本気で取ろうという政党として許されるのか、という疑問が生ずるのは私だけだろうか。政党にとっていちばん大切なのは信念と執念と迫力である。……
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01月22日 俗悪な政治番組(その2)
No.313
昨日は日曜日だった。このところあまり見る気もなかったし、またしばらく見たことがなかった日曜日定番の政治4番組をみることにした。永田町徒然草No.307で俗悪な政治番組の具体例としてテレビ朝日の『サンデープロジェクト』を挙げた。その日たまたま見たのが『サンプロ』であったし、その内容があまりにもひどいものだったのでこれを例に論評した。しかし、それではかわいそうな気もしていた。フジテレビの『報道2001』の俗悪ぶりは相当に徹底していると前から思っていたが改めてみることにした。そしてNHKの『日曜討論』もみた。「NHK、お前もか! 」と叫びたくなった。……
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01月21日 自民党の創価学会化
No.312
「創価学会党」の論拠を示す必要が
(永田町徒然草No.311からつづく)「自民党はいちおう天下の公党である。しかも政権党である。いや正確には政権党のひとつである。残念ながらワンランク格下げである。私たちがかつて「自民党は政権党である」というときには誇りと気概と責任をもってこの言葉を使っていた。いまの自民党諸公にはこのような気概や迫力で発言や行動している気迫を感じることができない。……
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01月20日 謀略(!?)に嵌まった私
No.311
以下は、隔週誌『FORRUM21』2007年1月15日号に掲載された私の論文「創価学会党化した自民党ー1」の<序にかえて>である。Webサイトに掲載するにあたり原文の誤植や足らざるところを若干補正したり段落などを入れた。
「 本誌発行人の謀略(!?)か この論文を書かなければならなくなったのは、本誌の発行人乙骨正生氏の謀略(!?)である。……
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01月18日 NHKについての雑感
No.309
菅総務大臣がNHKの受信料の2割程度の引き下げと引きかえにその義務化を打ち出した。念のために総務省のWebサイトを観てみた。情報通信審議会に提出した「通信・放送分野の改革に関する工程プログラムと進捗状況」という資料の中に「NHKの改革」という項目がある。その中で受信料の義務化が謳われ「・所要の法案を次期通常国会に向け検討を行い、来春に結論 ・法案成立後に実施」とある。要するに前から役人が決めていたものを実施する時が来たというに過ぎない。何しろ衆議院の3分の2をもっているのだから、どうってことはないと考えているのだろう。……
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01月16日 俗悪な政治番組
No.307
最近私は何度かテレビの政治番組を俗悪番組と書いた。なぜ「俗悪」と形容するのか一例を挙げて説明しよう。先週の金曜日、私はスケジュールを空けておいた。そんな関係で1月12~14日まで私の手帳には何の日程も入っていなかった。ちょっとずれてはいるが小正月だ。大正月は温故の年賀状書きで正月どころではなかった。そこで私は恐ろしいものをみた。……
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01月11日 モンテスキューの『法の精神』
No.302
「政治的自由は温和政体にしか見いだせない。しかしそれは、穏和国家にはつねにあるというのではない。それは、権力の濫用されぬときにしか存在しない。だが、権力をもつ者はすべて、それを濫用する傾向があることは、永遠の体験である。……
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01月10日 Liberty or Death
No.301
「鉄鎖と奴隷化の代価であがなわれるほど、生命は高価であり、また平和は甘美なものでしょうか。全能の神よ、かかることをやめさせてください。わたしは他の人がいかなる道をとるかは知りません。しかし、わたしに関するかぎり、わたしに自由をあたえてください。そうでなかったら、わたしに死をあたえてください」(中屋健一訳)……
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01月07日 優れた政治家を殺した自公連立
No.298
締め切りとなっていた原稿を書き上げて、昨晩の10時ころからまた温故の年賀状書きを始める。今日は腹を据えての徹夜である。これを書き終えるまで寝るつもりはない。ちょっと疲れたので休んで、これを書いている。昨日驚いたことがひとつあった。ホワイトカラー・エグゼンプション(white collar exemption、ホワイトカラー労働時間規制適用免除制度)の問題である。いろいろ反対があるが厚生労働省としては断固これをやると発言した柳澤伯夫厚生労働大臣の表情と物言いである。彼はこんな男では決してなかったのだが……。
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