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2006年11月17日

私の麻雀スタイル

このように事態をあまり深刻に考えなかったのは、その無茶というのが結構な無茶だったからである。私はその日の前日も前々日も別のメンバーと麻雀をしていたのだ。このメンバーとは、前々日の夕方から始めて前日の夜までやっていた。そして、遅くなり次の日また出てくるのが億劫だったので、近くの漫画喫茶にいき、そこで仮眠をし昼前に起きてその日のメンバーの待つ雀荘に出陣したのである。だから、仮眠を除けば3日間続けて麻雀をしていたことになる。普通の人にいわせれば、これはかなりの無茶ということになろう。

でもこんなことは、私にとってはそんなに無茶なことではなかった。私にとって2、3日の徹夜は、こと麻雀においてはそんなに珍しいことではない。あくまでも麻雀においてはである。これが勉強や仕事であればたいしたものなのだが…。これには理由がある。私が麻雀をおぼえたのは、実はおそく大学3年生のときだった。普通は、大学に入ってすぐ始める人が多い。私は大学に入学して直ぐに学生運動に首を突っ込んだ関係で、2年生まで暮らした駒場寮では麻雀をしている暇はなかった。教養学部を終了して本郷にきた時、ちょっと暇になったので、そのときにおぼえたのだ。

貧乏学生の私は、この時も寮で生活していた。オバアチャンの原宿として有名となった巣鴨のトゲ抜き地蔵の近くにある大学の寮である。東大豊島寮という。200人くらいの寮生がいた。寮の一室や階段の近くの空いたスペースで卓を囲むのである。寮で麻雀をやるのは便利である。麻雀で4人のメンバーを集めるのって、意外に簡単ではないのである。3人まではすぐ集まるのだが、4人目が意外にみつからないことが多い。寮の場合だと、まずその苦労はない。寮内をひとっ走りすれば、すぐ集まる。メンバーが一人欠けそうになっても、これもすぐ補充できる。

このように麻雀にはきわめて都合がいいのだが、麻雀環境が良過ぎるのでつい長く打つことになる。私などは、麻雀が本当に好きだし体力があるものだから、ひとたび麻雀を始めると2、3日ぶっ続けで打つクセがついてしまったのである。自慢じゃないがこれまでの最高記録は、9日間ひとつの雀荘で打ち続けたことがある。麻雀を打っていると何もかも忘れてしまう。そのために大切なことをすっぽかしたり、やるべきことがやれなかったことが実に多くある。麻雀とは、それほど楽しいゲームである。

大学を卒業する時、6年間の大学生活を総括したところ、司法試験の合格のために費やした時間は3000時間であったが、麻雀に費やした時間は大雑把に計算して1万時間であった。このように私は何かをはじめるとのめり込む習癖がある。だから、短い人生なのだから、趣味というか遊びは麻雀だけにしようと決めた。将棋をしようとか囲碁をやりなさいとずいぶんいわれたが、意外にこの決心は固く一切やらなかった。その代わり麻雀だけはかなり極めたつもりである。麻雀の世界にも我こそはという人が多い。碁や将棋のように段位というものがないから、どのくらい強いのかというのは実際に打ってみないと分からない。その時々にそれなりの授業料を払ったが、その結果、こと麻雀についてはどこに出ても恥ずかしくない打ち手になったと自負している。もちろん、まったく歯がたたない凄い打ち手に何人かあったことはあるが…。


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