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解題
偉大なる郷土を創る。

白川勝彦

─ I ─

2004年12月12日、私は十日町市の市長選に立候補することを表明しました。以来、2ヶ月半が経ちました。この間、忙しい日々でありましたが、久しぶりに心身ともに充実した毎日でした。30年にわたり私を政治家として育んできてくださった地元の皆さまと私の間には太くて熱い絆がありました。私は、国政の場でいつもわが国の政治が取り組まなければならない最前線の問題に果敢に挑んできました。そのために選挙においても背負わなくてもいい問題を抱えざるを得ないことも多くありました。

例えば、自民党の金権体質批判、政教分離の問題、小選挙区の選挙に対応するために率先して比例区に転出し候補一本化をしたことなど。いまでこそ、私たちの地域でも携帯電話やインターネットが普及し、BS放送などを受信している人が多くいます。10数年前、私が郵政関係議員としてこれらの情報通信政策に熱心に取り組んでいた時、「白川は、なんで郵便局の応援ばっかりやってるんだ」と不満をもたれたものです。

そんな私を「地元の代議士」ということで、いつも温かく理解し、いざ選挙になれば七割前後の圧倒的な支持をしてくださったのが、今度合併して誕生する十日町市地域の地元の皆さんでした。

いままでは、衆議院選挙でしたから国政のテーマが中心でした。いまは、私たちが住いる郷土をどうするかという具体的な問題が中心です。ですから、誰でも関心があり、また意見をもっているテーマが中心ですから、話がかみ合います。また執行権をもった市長になろうというのですから、いい加減なことではすまされません。

─ II ─

私は、出馬声明において、「偉大なる郷土を創る。」というテーマを提起しました。十日町市の行政の責任者となった場合、いろいろな課題に取り組まなければならないことになりますが、市政全体を貫く基本テーマとして提起したのです。

また、これからの政治は、国政であろうが地方自治であろうが、国民や住民の参加と協力がなければやっていけない時代となりました。ですから、「偉大なる郷土を創る」というテーマは、ひとり私の課題としてだけではなく、地域の皆さんに対して投げかけたテーマでもあるのです。

いま、地方はすべての面で厳しい状況にあります。バブルがはじけて10数年となりますが、大都市と地方の格差はいっそう大きくなりました。豪雪・山村・過疎・地場産業の長期低迷・高齢化など、地方が抱えているほとんどすべての問題を抱えている十日町市の現状は、きわめて厳しいものがあります。

そのような状況を十分知りながら、いや、熟知しているからこそ、私はあえて十日町市政を貫く基本は「偉大なる郷土を創る」でなければならないと思ったのです。

─ III ─

それでは、「偉大なる郷土」の条件とは何か。

郷土とは、私たちが住み、生活しているところです。と同時に「ふるさと」でもあります。多くの人々が生れ、育つところでもあります。ですから、偉大なる郷土とは何か考えるにあたっては、私たちの父や母のことを念頭において、なぜ、父や母が私たちにとって「偉大なる父や母であったか」を思いおこす必要があると思うのです。

父や母の偉大さの第一は、私たちを生み、育ててくれたことではないでしょうか。それも深い愛情をもって。ですから、偉大なる郷土の第一の条件は、そこに住む人々の生活や家庭を守り、これを発展・繁栄させることができるかどうかだと思います。生活や家庭を守り繁栄させるためには、就業の場が確保されていなければなりません。ところが、いま、地方がいちばん困っているのが、働く場がないということです。

十日町地域の地場の産業は、農業ときもの製造と商業でした。農地は、そのほとんどが中山間地です。また、きもの製造は、1975年には600億円の生産高がありました。しかし、これにたずさわる方々の懸命な努力にもかかわらず、現在は100億円をきっています。地場産業の長期低迷により、働く場がなくなり、人口の減少という深刻な状況をつくりだしました。働く場をどうやって創りだしてゆくか。それが私たちの地域の最大の課題です。

私たちの地域は、豪雪・なだれ・地すべりなどもともと災害の多いところでした。昨年は、新潟中越地震で大きな被害を受けました。父や母が病気や危険から私たちを守ってくれたように、災害から住民を守り、十分な医療施設で病気を治し、住民の健康づくりをすることが、偉大なる郷土の第二の条件でしょう。

─ IV ─

父や母にも、また父と母がいます。祖父や祖母にも、また父や母がいます。偉大なる郷土とは、生命の尊厳を実感できる絆や伝統などが大切にされる社会でなければなりません。

私たちの祖先は、十日町市中条笹山から出土した国宝・火焔形土器(縄文中期?4500年前)のそれ以前から、悠久なる自然の恵みによって命を継いできました。そして、いま私たちが生きています。このことに思いをいたせば、環境の問題も、豊かな自然を大切に守り発展させるというごく自然の営みなのではないでしょうか。幸いにも、私たちの地域には豊かな自然がありますが、田や畑も、森や山林も、いま手を加えなければ荒れ果ててしまうのです。環境保護にとどまらず、豊かな自然を作り出すために努力する必要があると私は考えます。

祖父母や両親は、私たちに生きる知恵とよろこびを与えてくれました。偉大なる郷土には質の高い教育・教養・芸術・文化がなければなりません。情報通信や交通の発達により、地方自治体にやる気さえあれば、これを十分確保することができます。

「おふくろの味」といいます。安全で、そんなに高価でなく、おいしい料理は、私たちに健康と生きるよろこびを与えてくれます。料理は文化だというのが私の持論です。郷土料理は、その土地の恵みを結実したものでした。食の安全や地産地消などを考えれば、中山間地農業に新しい光が見出せると思います。私たちの地域では、日本一おいしい「魚沼産コシヒカリ」がとれます。豪雪の地でなければ絶対に採れない絶品の山菜もあります。

この他にも、自分たちが住む地域を偉大なる郷土と実感できるようにするために、なすべきこと、また、やれることが数多くあるでしょう。いま、私は毎日多くの人々と話しながら、それを探しています。

どんな選挙でも、楽な選挙などありません。でも選挙は、大きな政治の目標を実現するためにやるのです。「偉大な郷土を創る」という誰もが心の底にもっている夢と希望を実現する ── それは命をかけてやる価値のあることだと私は信じています。

2005年2月23日 記

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