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白川・上柳 放送対談中の表情写真

ごごばん! デイリースペシャル 〜法律クリニック〜 2011年12月20日 火曜日 (第45回)

テーマ
「自転車での事故やトラブルが増えてますが、どのようなことに注意をしたらよいでしょうか?」

話者名話の内容
上柳毎週火曜日は、ごごばんリスナーのあなたの「法律の問題」についてお話を伺います、「ごごばん!法律クリニック」。スタジオには白川勝彦法律事務所所長、弁護士歴39年の白川勝彦弁護士です。どうぞ、宜しくお願い致します。
白川宜しくどうぞお願い致します。
増山
・堀
宜しくお願い致します。
話者名話の内容
上柳今日の相談内容なんですが、いつもと違うご相談を頂いております。たしかに、今、社会問題になっていますね。匿名の男性、45歳の方のメールです。
増山
最近、自転車での事故やトラブルが増えているようです。私も、震災以降、会社まで自転車通勤しているのですが、危険な走り方をしている自転車などを目撃することがあり、運転については十分に気をつけています。自転車の運転も、法律に触れるものはたくさんありますよね。運転中、どのようなことに注意すればよいのか、白川弁護士の視点から教えて下さい。
上柳自転車だって、ある瞬間には凶器になりうるわけで、運転には本当に気を遣わなければいけない昨今ですけども…。今日の相談、『白川弁護士の視点から』と、いうことですが…
白川私の視点ということですけど、この放送をお聴きの皆さんの中には、今現在、自動車を運転する人も多いんじゃないでしょうかね。
上柳自動車の方は、多いでしょうね。
白川実は私、交通事故とは浅からぬ因縁を持っているんですよ。平成8年に、国家公安委員長に就任致しました。一時減っていた交通事故が、平成に入ってからずっと、一万人を超えていたんですよ。それで、一万人以下にしたいということで、皆で努力して実現しようじゃないかということになりました。国家公安委員長としての一番大きな仕事は、全国各地の交通取締の現場を視察したり、督励したりするのが私の仕事でした。
上柳国家公安委員長というのは、そういうお仕事があるんですね。
白川警察の大臣ですからね。その結果、平成8年に初めて一万人を割ったんです…平成に入って。それ以来、毎年毎年減ってきて、現在では五千人を切っているんですね。ですから、交通事故もそのように、関係者が目標を設定して努力すれば実現できるんですということを、まず言いたいです … これは、ちょっと自慢話かも分かりませんが。
では、本題に移りたいと思います。私は殆ど、タクシーで移動することが多いんですが…
ちなみに、自転車は乗られますか?
白川乗りません。持っていないんです。ちえみさんは?
私も、自転車乗らないんです。
白川タクシーの運転手さんが言うんですよ。『最近一番怖いのは、自転車です』と。確かに、自由奔放・縦横無尽。道路をかなりのスピードで走っているのが、多くなりましたね。
その自転車の運転を見ていると、怖くて、自転車乗らなくなっちゃったんですよね。
白川それは、ちえみさんがそんな運転しなければいいんですよ。
今日の話は、まずそういうことをすると、その人ご自身が大きな交通事故に遭う、と。だから、是非辞めてもらいたいなと思いますよね。
しかし、今日は別の視点から話をしてみたいと思います。そのような気ままな自転車運転をしたために、結果として時には何百万、何千万という損害賠償義務を負うことがあるんだということを、よく知ってもらいたいです。
大げさな、という人もいるかもしれませんが、現にあるんですよ。確かに、自転車と車を運転している人がぶつかったくらいでは、何百万、何千万の損害なんか生じないだろうと思うかもしれませんが …… こういうケースなんです。無茶な運転をする自転車がありますよね。道路上でそういう運転をする自転車との衝突を避けようとして、一緒に走っている自動車がハンドルを切って…というのが、大阪でありましたね。
上柳ついこの間、ありましたよ。
白川歩道に乗り上げて、二人の人を大きく傷つけてしまった。
上柳年配の男性が運転していた、道を横断していた自転車を避けようとして。
白川あれは、一台の車が避けようとして、そのまた車を避けようとして、さらにトラックが歩道に乗り上げてしまったというケースです。こういうケースなんですよ。そうすると、結局人を二人も死傷させた場合は、損害賠償を何百万、何千万になるわけですよ。
しかし、そもそもの原因を作ったのがその自転車だったとしたならば、もちろん自動車にも損害賠償義務が生じますが、自転車にも、共同不法行為者として損害賠償義務が発生するんだということを、この際よく知っていてもらいたいと思うんです。
ですから、まず、自分が事故に遭わないこと ─ これが、一番大事です。それも、大事なんですが、そういう勝手な運転をしたために自分がぶつかったわけじゃないけど、それを避けようとして自動車がハンドル切ったりしますよね。その結果、その自動車が人に傷つけたりした場合は、原因を作った自転車の運転者の民事上の責任が出てくるんだということを、よく知ってもらいたいです。
この話をした、一緒に来た者も言っておりましたが、確かに自由奔放・縦横無尽に走っていますね、と。走っている人は、気持ちがいいのかもしれませんが…
自転車専用道路を早く整備しないと、歩道は走れないから大変ですよね。
白川それも、実際は努力するようですが、なかなか、いざ始めようとなると難しいようですね。
ですから、今日とりあえず言いたいのは、今は国家公安委員長ではないですから、こういう運転をということはあえて言おうとはしないですが、交通法規を守ってください。そして、何よりも、難しいことはなくて、無茶なことはしない、と。無茶な事をしたために、時には何百万・何千万という損害賠償義務も負うことがあるんですよ、と。
やっぱり、何百万・何千万の損害賠償義務を負いますと、その人の人生、地獄ですよ。
そして、今は自転車保険と言うのもあります。自転車保険にも、人身事故の場合が一番大きな負担を負うわけですから、そういうのは無制限だそうです。自転車運転でもこういうケースがあるから、たとえ何千万でも、ちゃんと責任を見ますよという自転車保険というのもあるそうです。コンビニにも売っているそうですから、是非、そういうものに加入することををオススメしますね。
上柳確かに、国としては、自転車専用道路を作るというのは、早急にやるべきだとは思うんだけども…。なかなか、急にはとなると難しいので、マナーを守って、車道を走るとちょっと怖いときがあるけど、そういう時は、歩道を走るのも絶対にダメとは言わないらしいのですが、歩いている人、子供もいれば、おじいちゃんおばあちゃんもいるんで、これも気を遣っていかないと、貴方の自転車が本当に、一瞬にして凶器になってしまう。そして、人の命、体に傷を負わせてしまうということが発生して、大きなお金を一生負うことにもなります。
マナーを守って、相手のことを考えた方がいいですね。今日は、自転車のお話でございました。自転車保険というのもあるそうです。白川勝彦弁護士でした。どうもありがとうございました。
白川どうも失礼しました。
増山
・堀
ありがとうございました。

上柳昌彦氏・ 増山さやか氏 = ニッポン放送アナウンサー / 堀ちえみ氏 = タレント曜日パートナー (文中敬称略) | 第44回 | TOP[t] | 第46回

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