確かに株は上がった。
09年04月03日
No. 1130
ロンドンで開催されたG20(金融サミット)の評価は、如何なものであろうか。たぶん無駄ではなかったのであろう。これに対する評価をするほどの私は経済的知識はない。ニューヨークの株式市場は一時的に8000ドルを回復した。たぶん今日の東京の株式市場も上がるのだろう。それはニューヨークの株式市場が上がったからであって、G20を評価してのことではないのであろう。
経済の門外漢としては、専門家がG20をどう評価しているのか知りたくて、朝からテレビのニュース報道番組を注意して見ていた。だが、日本のテレビ局の番組ではほとんどこれといったモノはなかった。NHK-BSの『おはよう世界』の各国の番組では、その国の首脳の記者会見などを交えかなり詳しく放送していた。皆さまのNHKの本番組では、たいしたモノを流していなかった。問題意識がないのか、それとも番組制作能力がないのか。困ったものだ。
輸出依存型のわが国にとって、世界経済が回復することは非常に重要なことである。そういう意味では、G20は有益だったのであろう。それ相応のコストを払うことは理解できる。しかし、わが国の産業構造としては、輸出依存型経済から脱却することが重要なのである。わが国の経済規模からすれば、自律的経済循環は十分に可能なのである。これも国民が長い間汗を流してきた結果なのだ。しかし、自公“合体”政権はその遺産を食い尽くしつつある。政権交代をしなければならない理由は、そこにもある。
あまり自信のない分野なので、今日はこのくらいにしておこう。