10月07日 金融機能のない国
No.1531
10月に入り、漸く“体に堪える暑さ”からは解放された。しかし、稔りの秋の充実感は、あまりないように思う。それは、わが国のこれからに対する確かな見通しがないからではないか。わが国の経済が、良い方向に向かっているという実感がないからである。経済にも、肌感覚がある。それは、日々の仕事や暮らしの中で感じるものである。最近、誰と話しても、景気の良い話など殆どない。それがまた、経済を委縮させるのだ。……
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10月17日 不景気の原因…!?
No.1517
10月16日の日曜日、東京は穏やかな天候であった。先週の三連休、私は休みなしだった。実に久しぶりの休日であった。白川勝彦法律事務所は小さな事業体であるが、それでも事業を続けるためにはそれなりの苦労がある。気も使うし、悩みもある。だから、1週間に1日くらいの休みは必要だ。私は1日中、テレビを見たり風呂に入ったりして、のんびりと過ごした。……
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03月31日 郵貯問題について
No.1428
郵政問題についてのゴタゴタは、一応は解決したようだ。亀井郵政民営化担当相兼金融担当相はご満悦なのであろう。しかし、本当にこれで良いのだろうか。元郵政族である私としては、このことにずーっと関心をもってきたが、郵便貯金や簡易保険はすでに決着済みの問題なのではないだろうか。郵貯の預り枠が1000万円から2000万円になることに、一体どのくらいの国民が関心をもち、歓迎するのだろうか。……
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03月27日 休日と賃金(週休二日制)
No.1427
春分の日とその振り替え休日の2連休明けから始まった今週も、今日で土曜日だ。ゆっくりと休んだせいか、忙しかったが体調はすこぶる良い。これが、週休二日制の効用なのであろう。現在では、完全週休二日制という人が増えている。しかし、完全週休2日という人は、全勤労者数の何%くらいいるのだろうか。派遣労働者やアルバイト制の勤労者の中でも、週休二日制の人はいるだろう。だが、こういう人の場合、休みの日は原則として賃金は出ない。私が問題にしている週休二日制には、こういう人たちを含んでいない。……
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01月27日 貧乏の研究…!?
No.1401
ハイチ大震災の被害状況が、次々と明らかになっている。死者は15万人と報道された。大規模な地震だったとは思うが、ハイチという国のあり方が被害を大きくしていることは、否定できないだろう。私は永田町徒然草No.1395「山より大きな猪は出ない」で、次のように述べた。……
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11月17日 GDP年4.8%増…!?
No.1345
今日は論じなければならないテーマがいろいろある。日米同盟、普天間基地移設、アフガニスタン支援、経済対策、治安、世論調査等々である。永田町徒然草は一話一題を原則としているので、とても全部は論じきれない。昨日の事もあるので、不得手な経済問題を取り上げる。昨日内閣府は09年7月~9月期の国内総生産の1次速報値を発表した。夕刊各紙には“GDP年4.8%増”などといった見出しが躍(おど)っている。……
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