更なる新しい苦労が・・・
08年10月05日
No.951
日曜日である。今日中にどうしてもやらなければ仕事はない。強いていえば、この永田町徒然草を書くことくらいだ(笑)。この1ヶ月間、土日の間に2冊の著書の出版に向けてどうしても書き上げなければならないものがあった。私は政治評論家でも文筆家でもない。曲がりなりにも弁護士が本業である。9月11日に逮捕勾留されている被疑者から弁護を依頼されたので、こちらも時間的に拘束される羽目になった。身柄事件の弁護は大変なのである。
先週の木曜日(10月2日)、第一弾の『自公連立解体論』は出来上がった。その翌日に第二弾の著書の最終稿を出版社に入れた。私の手を離れ、あとは本が出来上がるのを待つだけだ。10月15日に見本本(みほんぼん)が刷り上り、10月23日には全国の書店に並ぶ予定である。普通の著者ならば、ここで温泉にでも行って一休みするのだろう。しかし、私には2冊の本の販売という任務がある。これは原稿を書くよりもっと多くの労力を要する。
今回の2冊の本は、自公“合体”政権を倒し政権交代を成し遂げるために出版されたものである。政権交代のために真剣に戦っている人たちは数十万人、いや数百万人いるだろう。そうした人々にとって今回の本は必ず大きな武器になると確信しているが、だからといって飛ぶように売れるものではない。なによりもこの本が発売されたことを知ってもらうことが大変なのである。出版社として大きな費用を注ぎ込んで広告を打つことなどできないのだ。本の出版利益では、高い新聞広告など打てない。
かつてのように熱心に活動してくれる後援会はもうない。あったとしてもファンクラブのようなものである。選挙に出る訳じゃないのだから当然のことである。いま私が直接このように頼めるのは、白川サイトの読者だけなのである。ご購入いただければ幸いである。親しい友人の方にこの本が出版されたことを知らせてもらえれば、なお幸いである。親しい友人に書店に行って買って欲しいと頼んでも多分そういうことには成らないであろう(笑)。ポケットマネーでご購入いただき、これはと思う友人に買ってもらうなり寄贈していただけたら、これに優る喜びはない。
来週中に私は『自公連立解体論』を野党の国会議員全員に贈呈するつもりである。私としてまず読んで頂きたいのが野党の国会議員であるからだ。自民党の国会議員には、“貸し”がある人が沢山いる。押し付ければかなり捌けるのだが、まさか『自公連立解体論』を押し付ける訳にはいかないであろう(笑)。このように政治活動は、いろいろと苦労がある。この苦労しなければ、政治の戦いに勝つことはできないのだ。インターネットだけで政治を論じたり語る人は、このことを知ってもらいたい。
それでは、また。