怪物の出現
08年08月23日
No.908
昨日といい、今朝といい、この涼しさはなんなのだ。東京は急に涼しくなった。昨夜など、半袖の開襟シャツでは少し肌寒かった。私はこの夏も自宅でクーラーを1回もつけなかった。その代わり、ランニングシャツとパンツというのが自宅での私の夏のスタイルである。それでは肌寒かったので、いま浴衣を羽織ってこの永田町徒然草を打っている。万事がこのとおりである。時の流れを止めることはできない。
いつものとおり土曜日は仕事である。債務整理でお困りの方はなかなか平日相談に来れない。土曜日は貴重な相談日なのだ。この土日は、テレビでオリンピックの放送をやるであろう。テレビで北京オリンピックを楽しむ方も多いのではないか。仕事が済んだら、私もそうするつもりである。隣の国の慶事である。素直に喜んであげようではないか。人類の祭典を楽しもうではないか。
今回のオリンピックの中で私が最も感動したのは、やはりジャマイカのウサイン・ボルト選手である。その夜、私は麻雀をしていた。男子200メートルの決勝が近づいてきた時、席を抜けて漫画喫茶に行った。麻雀好きな私にとって普段は考えられないことである。ボルト選手のあの勝利を観た時、私は大きな感動に襲われた。カール・ルイスもマイケル・ジョンソンも果たせなかった偉業であった。
専門家の間ではどうなのかは知らないが、男子200メートルはそんなに騒がれる競技でない。しかし、男子100メートルとリンクすると今回のように注目される。また男子400メートルとリンクすると注目される。200メートル競技は、最も過酷な100メートル競技であるという。また最も過酷な400メートル競技であるという。人間が全速力で疾走できる距離は、400メートルが限界のだという。100メートル、200メートル、400メートルの3種目で勝利した者は未だいない。その怪物はいつ現れるのであろうか。そんな怪物は永遠に現れないのではないか。
それでは、また。