死刑執行と大晦日
06年12月31日
No.291
昨日も年賀状書きに没頭していた。ニュースの時間にテレビのスイッチを入れると、フセイン・イラク前大統領の死刑が執行がされたと報道されてた。この問題については永田町徒然草No.251で私の考えを述べておいた。ブッシュ・アメリカ大統領は支持発言をしたが、わが国の政府要人には何の発言もない。安倍首相の持論は東京裁判否定であり、彼の支持者もそういう人が圧倒的に多い。ところがこういう人たちは一切発言をしていない。東京裁判となると元気に発言する評論家諸氏も口をつぐんでいる。硬骨の愛国者ぶった彼らの主張とは、しょせん権力迎合と都合主義に過ぎないのだ。
今年もいよいよ今日限りとなった。「今年もあっという間に過ぎた」というのは常套句だが、私の場合はそうでもない。今年1年はけっこう長かった。わが国の政治にもいろんなことがあった。いや、あり過ぎたといえる。これらを総括することはけっこう難しい。もっとも大事なのは憲法改正を公言する内閣の出現ということだと私は思っている。憲法を改正するということは、日本の政治を根底から変えることである。いずれにせよ自公連立政権の本性が明らかになったといえる。これからの政治はこれとどう対峙するかということだと思っている。
来年は精力的に私も活動することになろう。いや、しなければならない。しかし、その前にしなければならないことが温故である。久々の年賀状書きをしていてつくづくそのことを感じた。この1週間、私は1日に3時間くらいしか眠っていない。疲労も極度に達すると思考能力がまったく無くなってくる。久々にこのような仕事をした。たまにはこういうこともいいものだ。残念ながらすべてを終えることはできなかった。正月も私は年賀状書きもしなければならない。私には7人の姉がいる。「勝ちゃん。年賀状というのはね、初詣をすませた後すがすがしい気持ちで書くものだよ」という姉がいた。そんな姉を思い出して、やり残した仕事を合理化することにした次第である。
長い間ホッタラかしたにもかかわらず、お見限りなく再び多くの方からアクセスしていただいていることにありがたいと感謝している。この期待に応えられるWebサイトにしなければならないと決意している。来年もご愛顧を心からお願いする。
それでは、また来年。