初日にあたり
07年12月02日
No.631
昨日、私は勇んで(?)出かけた。「今日は自分のやりたいことを思い切りやり、また食べたい物を食べよう」と心に決めていた。こういう段取りは、私は上手い。午後11時過ぎに帰ってきて、いつもフォローしているブログなどをみた。気が付いたらマウスを握ったまま机で眠っていた。こういうことは初めてだ。よほど遊び疲れていたのであろう(笑)。
昨日、「永田町徒然草は、“原則として”毎日更新することとする」と書いた。その束縛感から解放された嬉しさのためと思う人が多いであろう。そうではない。この一年間、何はともあれ毎日更新できたことに満足しているからである。参議院選挙が終ったころから、私はひとつの“業”として更新してきたのである。とりあえず満1年は“業”としてやろうと決めた。その“業”をとりあえず果たすことができたのである。
これは誰にも告げることなく、自分自身に課した業であった。それはきっと大変だろうと予想していた。大学受験の時も、司法試験受験の時も、衆議院選挙に挑戦した時も、立派な計画を立ててもこれを完全にやれたことがないからである。私は自分に“継続力”がないことを十分知っているのである。まぁ、この永田町徒然草の毎日更新をやり遂げたことは、私としては自分自身に対するひとつの自信となった。これは“業”なのである、と自分自身にいい聞かせたこともあった。とりあえずその“業”から解放されたのである。
正しい意味における日本語の「原則として毎日更新する」は、単純に毎日更新するということである。要するにこの1年間のようなことをすることである。しかし、、政治的論評を旨としている永田町徒然草においては、「毎日更新するように努力するが、例外もある」ということになる。例外が原則よりも多いようでは困るが、いったいどっちが原則なのかといいたいことは、わが国の政治や行政にはいっぱいある。
さぁ、今日がその初日である。少なくとも原則よりも例外の方が多くならないようにしたいと思って机に向かった。TBSの『時事放談』が終ったところである。民主党の藤井裕久さんと評論家の寺島実郎さんが対談していた。このふたりの論説を私はいつも注意深く拝聴している。今日の対談も良かったと思う。ところが来週のゲストは、塩川正十郎さんと片岡虎之助さんだとう。どちらも自民党の人でしょう。東大教授の御厨さんが、放送法の規定を知らない筈がない。たとえ“放談”であっても、政治的番組は公平でなければならない。「自公“合体”政権は、強い影響力のあるマスコミももっている。マスコミの情報支配には“爆発力”も“継続力”もある。油断などできない」と昨日書いた。その一例である。
それでは、また。