“徒然”が多い訳!?
07年08月22日
No.526
私としてはかなり洒落た避暑をやってきたつもりだったが、東京の暑さは一向におさまらない。しかし、暑い暑いとくどくと“バチが当たるぞ”といった手前、ぼやく訳にはいかない。昨日午後3時前に仕事が終ったので、炎天下の散歩に出かけた。熱中症で死亡者もでているので、涼しい明治神宮コースを選んだ。途中は住宅地を通るので暑いが、明治神宮境内に入るとそんなに暑くはない。
最近何かにつけて異常気象といわれる。しかし、異常気象ということもあろうが、私たちの開発が異常なことを忘れているのではないかと最近思うことが多い。いま道路といえば、都会でも地方でもアスファルトやコンクリートで舗装されている。夕立があったとしよう。舗装された道路は、夕立があがり1時間もすればもうカラカラである。これが舗装されていない道路であれば夕立の降り方にもよるが、半日や1日はシッカリと湿っている。こうしたことひとつでも気温は相当に違うと思う。
樹木も切りすぎたのではないか。かつて関東地方は武蔵野といわれた。私の学生時代には中央線で国立あたりを過ぎると武蔵野の面影が随所にあった。明治神宮が特別なのではなく、かつては東京地域全体が明治神宮のようだったのだろう。それを全部切り開いて都市を作ったのである。異常に暑くなるのは当然であろう。ニューヨークやロンドンには同じようなところがあるが、外国の都市は少なくとも東京ほど森や樹木を切り開いてはいない。国土が広いこともあろうが、東京だけではない、日本の都市は明らかに森や樹木を切り過ぎている。
昨日は炎天下の散歩に出かけることに意義があった。無理はしないことにした。ふだんの倍くらいの間隔で休んだ。明治神宮の宝物殿の前には芝生のひろい広場がある。その木陰で私は寝転んで休んだ。前夜あまり十分な睡眠時間をとらなかったためであろうか、そのまま昼寝になってしまった。小1時間くらい昼寝をしたのではないか。屋外で昼寝などというのは、何十年ぶりのことである。しかも東京のど真ん中だ。人生にはいろいろな楽しみ方があるものである。
昼寝をしたのと午後5時ころになったせいもあったのだろう、その後2時間くらい散歩を楽しんだ。途中カキ氷をいただき、焼き味噌ラーメンも食べた。八百屋でパームと白桃を買って、公園で洗って食べた。これでは減量にはならない。しかし、家で暑さに悩まされているより、とにかく暑さに親しむ(?)ことに徹することを優先したのである。まあ、あと10日以上もこの暑さが続くことはないであろう。それにしても東京は一雨ほしい。そうすると涼しくなるだろうし、樹木や野菜などが元気付く。このくらいのことはいっても“バチは当たらない”であろう(笑) 。
最近“徒然”の項目が多いのは、暑さのせいでもないし、政治から逃げているからではない。手の内をいまは晒さない方がいいと思っているからである。賢明な読者には推察できることと思うが、自公“合体”政権は日一日と自爆の道を歩んでいる。勝負は最後の最後まで判らない。いまはそっと見守るにこしたことはないであろう(笑)。「百里の道は九十九里をもって半ばとする」ということをいま私は噛みしめている。民主党を中心とする野党にも課題は多い。いまはまあ勝利に酔いしれることもいいだろう。しかし、いつまでもそうしている訳にはいくまい。暑さが終ったころから忙しくなるぞ(笑)。いまはちょっとひと休みだ。
それでは、また明日。