アメリカが沈んでいく、ひとつの例
17年02月10日
No.1893
前号の永田町徒然草「アメリカという国が沈んでいく」の中で、私は次のように述べた。
(トランプ大統領の施策で、アメリカ国内では)利益を受ける人はいるだろうが、大きな目で見れば、アメリカという国や社会は、多きな損失を被るであろう。
アメリカという国は、確かに大きな力を持ってはいるが、世界あってのアメリカなのだ。世界の大勢の人々から嫌われるアメリカという国や社会が発展する筈がないし、成長など望むべくもない。
別に自慢する訳ではないが、 「入国禁止令後の米旅行予約、前年比6.5%減 対象国以外でも手控え」という記事を目にした。具体的な数字が書いてあるので、ぜひご一読いただきたい。今日から、安倍首相がトランプ大統領と極めて密着なる交渉を展開する。これを見て、多くの世界の人々が違和感を持つであろう。そして、わが国の発展や成長に悪影響を及ぼすことは、明らかである。こんなことが分からない首相や、多くの国民がいる。困ったものである。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。