俗悪な政治番組(その4)
07年02月11日
No.333
正月三が日を含めると3回目の3連休である。前のふたつの3連休は、例の温故の年賀状書きで不眠不休で頑張った。だから私にとっては今年初めての3連休である。完全に空きという訳にはいかないが、それほど根を詰めた仕事をやらなければならないというほどでもない。だからちょっとした正月気分なのである。中国などでは旧正月を盛大に祝うようだが、旧正月について詳しく知らないが私にとっての旧正月としよう。
そんな気分だから本日の日曜日、例の政治4番組も真剣に見るつもりがなかった。真剣に見れば、当然のことながらまた書かなければならなくからである。本日の政治4番組も細かくいえばいろいろあるが、それは省略する。しかし、『報道2001』と『サンデープロジェクト』が石原慎太郎東京都知事を単独で出演させていた。もうこのWebサイトの常連は、どこが不当でおかしいかを説明する必要はないであろう。選挙をもう間近に控えた石原慎太郎都知事候補予定者のためにわざわざ用意してあげたような番組としかいいようがない。これほどの俗悪な政治番組はない。これ以上のことをいう必要はあるまい。
それにしてもわが国の政治家やジャーナリズムは、最近いったい何を考えているのだろうか。アメリカでは公然とイラク戦争の是非が語られている。しかし日米同盟ということで、イラク戦争の是非を含めてアメリカに関して批判をすることはあたかもタブーのようである。アメリカについて批判する者は、非国民扱いである。冗談じゃない。アメリカはいまなおイラクにおいて戦争をしているのだ。アメリカ兵が毎日のように死んでいるのだ。その国で政府批判がなされているのに、なぜわが国ではアメリカ批判がタブーなのか私には理解できない。今日は前記のように正月気分なのでこのくらいにしておこう。
それでは、また明日。