けっこうシビアな問題
13年04月20日
No.1567
今日は土曜日だというのに、私は、やけに忙しかった。やっと仕事を終えて事務所を出たら、氷雨が降っていた。全国的に、この週末は天気が良くないらしい。なかなか“春うらら”とはならない。それでも、木々の若葉は、もうシッカリと育っている。しかも、例年よりも早いようだ。しかし、木々の若葉・緑も、カラッと晴れないと、“新緑の候”とならない。あと1週間で、ゴールデンウイークが始まる。いつものような“ゴールデン”ウイークになってもらいたいものだ。
今週も、いろいろなことがあった。衝撃だったのは、やはりボストンの爆弾テロだ。イラク・中東などでは、爆弾テロは毎日のように起きているが、ボストン・マラソンを狙っての爆弾テロというところが、多くの人々にとって衝撃的だったのだ。一連のニュース報道の中で、私がいちばん驚いたのは、FBIによる容疑者の発表の早さだった。容疑者の一人は拘束されたが、すでに死亡したという。逮捕の際の銃撃戦が原因なのだろう。
もう一人の容疑者は、現在のところ逃走中である。しかし、逮捕は時間の問題であろう。この容疑者の逮捕に当たっては、慎重に行って貰いたい。そうしないと、この事件の真相究明ができなくなる。真相が究明できないと、今後のテロ防止対策が十分にできなくなるからだ。それにしても、アメリカには至るところに監視カメラがあるものだ。日本もたぶん、同じくらいあるのだろう。こういうことを、私はあまり好まないのだが…。
* ここまで書いて、2時間足らず昼寝している間に、容疑者は逮捕されていた。だが、敢えてこのままにupdateすることにする。逮捕の際の銃撃戦で負傷し、病院で治療中という。
相変わらず、北朝鮮報道も多くあった。「もうウンザリ」という想いを、多くの人々が持ったのではないか。そう思われた時点において、北朝鮮の今回の行動は失敗した、ということだ。北朝鮮という国は、国際社会が見えないのだ。大局的にみれば、こんな国が怖い筈がない。このことだけは、ハッキリしている。それにつけても、北朝鮮という国は …… 隣にあり、引越してくれないし、こっちも引越す訳にもゆかない ─ それが、現実なのだ。
今週の金融市場は、為替も株も、世界各国で揉み合っていた。4月19~20日、ワシントンでG20が開催された。「わが国の金融政策が支持された」と麻生財務省は自慢していたが、果たしてそうなのだろうか。4月22日から始まる市場で、それは証明される。これは、注目した方がい。いつも言っているように、アベノミクスなるものは、そもそも危ういのだ。昨日、報道ステーションに出演した浜 矩子同志社大学大学院教授は、「アベノミクスなんて、詐欺のようなもの」と断言していた。なかなか、勇気ある女史である!
「0増5減」なる区割見直法案が、衆議院の公職選挙法特別委員会で、自公両党の賛成で可決された。与党は、「憲法違反状態を解消するためだ」という。野党は、すべて反対している。一票の格差は、もう原則1対1にすべきである。それでもたない政権党など、消えてなくなっても良い、と私は思うのだが…。参議院議員選挙の一票の格差は、衆議院の比ではない。こちらの方は、どうする気なのか…。
中国の四川省で、また大きな地震が起きた。現在の死者は百数十人と報道されているが、これ以上の大きな被害がでないことを、切に祈る。被害状況にもよるが、救援援助の必要性が出てくる。わが国には、“村八分”という考えがある。日中関係が今日のように悪化している場合、救援援助をどうするかという問題を生じる。こんなことを外交問題解決の糸口にするつもりなど毛頭ないが、わが国の生き方に関わるからである。
今日は、このくらいにしておこう。それでは、また。