“文化国家”を目指す!?
08年11月04日
No.980
昨日は文化の日で、休日だった。振り替え休日だろうと思っていたら、本当の“文化の日”だった。3連休は多くあるが、逆にこのようなケースは珍しくなった。夕刻まで家にいたが、テレビを見ていても文化の日らしい番組はあまりやっていなかった・・・。
私は自分の部屋の片付けをした。本棚が一杯になって本や書類が入れられなくいたので、床に本や書類が積み上げられていた。職業柄、本は買わなければならないし、頂く本も多い。自分で買った本なら必要がなくなったら捨てても好いが、頂いた本は簡単に捨てられない。だからどうしても溜まっていくのである。不要不急の本はダンボールに入れて田舎の友人の家で預かってもらうことにしたのだ。東京において多くの蔵書に囲まれて生活するという贅沢はできない。
次に半袖の開襟シャツを仕舞い込んだ。今年の夏はクールビズで過ごした。私は自分が持っていた半袖の開襟シャツを全部出しておいたのだが、来年の夏までは必要ない。これもダンボールに詰め込んで整理した。来年も一枚も買う必要はないであろう。衣服を無駄にしないのもエコなのであろう。最近までクールビズの名残で私は半袖シャツにノーネクタイであったが、これではちょっと涼しくなった。夏のブレザーで誤魔化していたが、これではちょっと肌寒くなった。相ものの背広かブレザーにしなければならないのであるが、これを着られるかどうか不安である。最近また太ってしまったからである。太りすぎは、エコにも反するのだ。
このふたつの作業により部屋はだいぶスッキリした。部屋の整理整頓は大事である。雑然とした部屋では良い仕事はできない。朝食も昼食も家で簡単に済ませたので、夕食は外でとろうと思い久しぶりに渋谷の街に出掛けた。連休のせいか、渋谷の街は若者で溢れていた。彼らも毎日仕事で頑張っているのだろう。友人や恋人たちと休日を楽しんでいるのだ。日本の社会は彼らに確かな未来を保証しているのであろうか。私たちが若い頃、少なくとも将来に対する経済的な不安はなかった。努力すればそれなりの生活をすることはできた。
夕食をとり、たまには映画でも見ようと思い映画館に行った。見たいと思った映画の時間まで1時間以上あったので、“イチパチ”に行った。イチパチとは、1円パチンコのことである。普通のパチンコは玉が1個4円である。イチパチは1個1円なのである。パチンコはこれが本来の姿なのだと思う。500円もやらない内に大当たりが出た。それから9連荘である。大当たりの9回連続である。大当たりの最中はすべてを忘れてしまう。これがパチンコの醍醐味であり、これがあるからパチンコに嵌ってしまうのだ。大当たりが9回も続くと1時間半はかかる。出た玉は9箱、12000個であった。3000個はタバコに替えたが、後は換金した。換金する時は1個60銭である。9000円の儲けであった。映画はすでに始まっていたので後日にすることにした。
それ以後は省略して、今朝のこと移る。小室哲哉音楽プロデューサーが詐欺容疑で大阪地検で取り調べられている(2008年8時44分現在)。たぶん逮捕されるのではないか。もうひとつは田母神前航空幕僚長のニュースである。航空幕僚長を更迭されたので、定年で退職とのことらしい。可笑しな話だ。どちらも一応は“文化”に関連することではあるが、文化的な話題ではない。私が小さい頃、これからわが国は文化国家を目指すのだと教えられた。半世紀を過ぎて、わが国が文化国家になったとは思えない出来事である。どちらもこのままでは済まないと思うので、今日はここまでにしておこう。
それでは、また。